- 作者: 岩本薫,宮城とおこ
- 出版社/メーカー: 大洋図書
- 発売日: 2010/09/29
- メディア: 新書
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- 絶体×絶命
★★★☆☆
ちょっと辛口の点数になりました。お坊ちゃん高校の、美形のオレ様お坊ちゃん・雅也と、編入組奨学生のダサ眼鏡君(但し、磨くと光るタイプ)・忍のお話です。話そのものは読みやすくて、分かりやすかったのですが、如何せん王道すぎました。それも、懐かしさを感じる展開でして・・・既に人生に飽きてきた雅也は、悪友と“忍が落とせるか”の賭けをします。まんまと彼らの策略にはまり、雅也を好きになってしまう忍が、彼らの企みを知ってしまい・・・んー、なんて先が読める展開。さらにお約束どおり、シンデレラ忍を磨き上げる人物が登場。そこで自分の本当の気持ちに気付く雅也・・・うんうん。
お金持ちと庶民とか、ハーフの美形とか、磨けば光る原石少年とか、謎の(?)美術教師とか、レイプまがいの初体験とか、ほだされ愛とか、ことごとくお約束な展開だったので・・・
で、謎の美術教師・西園寺が振られたまんまで終わっています。ぜひ彼の大人のお話でスピンオフを書いていただいて、リベンジをお願いしたいと思います。