- 作者: 杉原理生,山田ユギ
- 出版社/メーカー: 大洋図書
- 発売日: 2008/12/11
- メディア: 新書
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- 恋の記憶
★★★★☆
もどかしいもどかしいもどかしい!!!お話でしたが、泣けたし優しい気持ちになれたしやっぱり杉原氏の作品だなぁと思いました。
理也と高成は従兄弟同士。家庭の事情もあって小さい頃からいつも一緒にいた二人が、高校の頃から疎遠になり、理也の姉の結婚式で再会するまでは、殆ど付き合いがなくなっていたのですが・・・
題名にもあるように、恋と認識していないほど幼い頃から現在までの心の動きはどうだったかという記憶を辿りながらのお話になっています。純粋にお互いを思うだけでよければ「そうだったよなー、前から好きだったんだもんなー」で済むところなんですが、家族や友人あるいは世間体などが絡み合い、なかなか自分に素直になれない理也がグルグルしております。記憶を呼び起こしては「あの頃も気にはなっていた」と思い、その度に理由をつけては諦めての繰り返し。
ほんとうは誰よりも、みっともなくて、だらしがなくて、甘えたがりのくせに、格好をつけてクールな自分を装いたいのか、永遠には続かないと感じるものには夢中になる前にセーブをしてしまう理也。小さい頃からずーっと先のことまで考えて、怖くなってしまう高成。二人が自分の気持ちに正直になり、欲張りだと認めたとき関係は一気にいい方向へと向かいます。クリスマスは楽しかったですか?
蛇足ですが、高成が「30億年後の銀河衝突が怖い」っていうエピソード、モデルがいらっしゃるんでしょうか?ずーっと前にもブログに書きましたが、私の無限恐怖症もそのあたりから来ておりまして、その頃にはもう自分はいないと言い聞かせても「生まれ変わった私がいたら」まで考えちゃって動悸がしてくるほどなんです。なんだかお仲間がいた感じで嬉しくなっちゃった。
- 作者: 九州男児
- 出版社/メーカー: ジュネット
- 発売日: 2008/12/27
- メディア: コミック
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- 夫の隠れ家
★★★★☆
九州男児さんの作品は、随分昔に雑誌でちょっとだけ読んだ記憶があるものの、私の分野じゃないなと感じたので、コミックスには手を出しておりませんでしたが、意外に面白かった。
内容的には「イメクラ?」なお話で、預けられた託夫所でいろんなシチュエーションで色々されちゃう旦那さんでした。なんだか最後は上手くまとまってるし。
「窮鼠はチーズの夢を見る」の恭一みたいな旦那なので、頭の中で中村くんの声でしゃべってくれたものだから、なお面白かった。(すみません)
で、一番いいと思ったのはMISHIMAの会社案内のページ。文字だけなのにおかしい。