久江羽の読書?日記

長々放置しておりますが、時々腐的な何かを書くと思います

いじわるなくちづけ (DariaCOMICS)

いじわるなくちづけ (DariaCOMICS)

  • いじわるなくちづけ

★★★★☆
世の中みんなホモかい?って感じに、少しずつリンクしている可愛い作品が3つと、少し大人の作品(描き下ろしもあり)、ギムナジウムもの、初回限定封入の表題作描き下ろし漫画ペーパーです。
【昨日よりもすこしだけ】歯科医院で照れ屋の衛生士に一目惚れした患者(小学校教諭)のお話。大人同士なのですが、こどもの初恋のようなゆっくりとした展開です。ワンコ×ツンデレに属するんでしょうか?ちなみに、キスしかありません。担当さんに嫌がられたと言う歯の模型に件が私は好きです。
【そのてをひらいて】小さい頃↑の患者さんであり、受け持ちの生徒だった原田くんとしんごくんのお話です。同級生なのですが、幼馴染み下克上ものといっていいでしょう。ただし、こっちもキス止まり。ニュアンスとしてはリバな感じがしますが、どうなんでしょう?
【いじわるなくちづけ】しんごくんの兄・麻耶としんごくんのクラスメイト・転校生のミケ(関西弁)のお話。お話のポイントは、なんといってもミケが可愛いこと。「いまどきこんな高校生はいないでしょ」って突っ込みは置いておいて、ちんまりしたミケとそれをかまう麻耶を楽しめばいいと思います。これは、最後までいっちゃっております。
【瞬きをくりかえして】先輩への秘めた想いを抱きつつ、側にいられることだけで幸せと思うようにしていたある日・・・結婚しても子供ができても振り切れなかった想いがあふれて・・・描き下ろしにて結ばれますが、意味深な言葉で終わっているので、その先が知りたい私・・・
【アイネ・クライネ】異色のギムナジウムもの。金髪ロン毛の美少年とお金持ちの坊ちゃんという背景が重要なお話ですが、日本の私立校でも大丈夫な設定だと思いました。ま、日本でリボンタイは無いでしょうが・・・

黒の騎士 歪む歯車 (ビーボーイコミックス)

黒の騎士 歪む歯車 (ビーボーイコミックス)

  • 黒の騎士 歪む歯車

★★★★☆
ダンドゥークへ入ったクリスたち。ジェイムスの兄で皇太子のローレンスがどうも曲者のようで・・・
ジェイムスの思惑とローレンスの考え、それぞれの間に挟まれて身動きが取れなくなってしまったパウエル公とソレアの悲劇、支え合っていい方向へ向かわせたいクリスとジーク。
好きな人、大切な人を守りたい、それぞれの国がいい方向へ向かうようにしたいという彼らの熱い思いは、この先どのように人と国を動かしていくのでしょうか?
お話が壮大なのでどこがどうやらわからなくなりそうなのですが、ありがたいことに今回の中表紙見開きに主要なキャラクターが肩書きつきで載っているので助かりました。しかし、パウエル公とソレアはこれでお終いなんでしょうか?救われて欲しいんですが・・・

お花とチョコレェト (ビーボーイコミックス)

お花とチョコレェト (ビーボーイコミックス)

  • お花とチョコレェト

★★★★☆
★1つ分は真琴の着物、袴姿に。っていうことは、お話としては★3つくらいなんです・・・天涯孤独のハーフの少年・真琴が青年実業家の尾崎に拾われて、彼の元で教育を受けながら父親探しをするというお話なのですが、あまりに王道な展開なので盛り上がりに欠ける気がするのです。で、主人公の一人尾崎が頑張っている割りに影が薄めで・・・尾崎の友人の画家・吉川のほうが、ずっとインパクトが強いので・・・
ちなみに、これは新装版で、前回の単行本未収録作品「海の向こうの緑の瞳」が入っています。実際、以前のコミックスを読んだ際、未消化な気がしていましたが、父親探しに決着がついて「完結」しましたね。大正時代とか、セレブな皆さんとか、脇キャラも魅力的なのでスピンオフなどお願いしたいところです。まずは、青柳(弁護士)×吉川から。それから、描き下ろしに真琴が成長した後のお話があったらうれしいと思ったので、そっちもお願いしたいところであります。私としては美少年より美青年の方が好みなもんで。その時は、やっぱり着物を着せて欲しいです。

ステイルメイト (BLコミックシリーズ)

ステイルメイト (BLコミックシリーズ)

  • ステイルメイト

★★★★☆
初コミックスだそうです。私好みの絵で、丁寧な描き方がされていたので購入してみました。
【ステイルメイト、他3作】叔父×甥のおはなしですが、甥のひたむきさで叔父が育てられていくお話だとおもいます。キーワードはチェス。チェスのルールをきちんと知らないので、面白さが少し減ってしまっているんじゃないかと思いました。一応、題名になっている部分は解説のようなシーンがあったりするのですが、言いたいことはわかるけどいまひとつ理解できない感じのもどかしさがありました。バカですみません・・・聞き分けが良く、物欲が無い子供の伸一と、引きこもりに近い生活を送ってきた叔父・千晴の、欠けている部分を埋めあうような温かい想いが気持ちいいお話です。ちなみに、シビレを切らした伸一が、襲い受けるとは思いませんでした。それから、伸一は次の作品の主人公の兄でいいんですよね?
【手をつないで一緒に】子供の頃と、社会人になってから、人はどう変わりどこが変わらないのかってお話かなって思います。いい方向に変わって、いいとこだけ残れば幸せですよね。余談ですが、伸一が↑の伸一なら、このお話の中では相当冷たい奴になってますよ。
【猫と仲良くなる方法】猫耳しっぽものですが、このお話はわかりやすくて好きです。可愛いし。需要と供給が一致したんですね。
【擬人化でいこう! 他、3作】作者の妄想のお話が描かれているのですが、うらやましくなるほど良く萌えられております。そして、それなりに納得できる説得力があるんです。なので、今後の青山さんの活躍に期待したくなりました。数字萌万歳です。

玩具の恋 (白泉社花丸文庫BLACK)

玩具の恋 (白泉社花丸文庫BLACK)

  • 玩具の恋

★★★★☆
絵師買いしてしまいました。あと、題名にやられたんですが・・・お話としては、年上好きな高校生・ケイゴが冷酷眼鏡の草加に一目惚れしてしまったことから始まります。とにかくケイゴの草加ラブは半端じゃないので、相手にしてもらう為に必死に努力します。草加の方の背景は謎のままお話が進むのですが、少しずつ明かされる彼の過去が今の草加を作り上げていて・・・ツンデレ・鬼畜(ちょっと弱めですが)・健気・トラウマの王道にエロエロをふりかけたお話になっています。
ケイゴが初めてなのに、それを隠そうとわざわざ挑発するような言葉を使うシーンと、最後の桜の下のシーンが印象的でした。
それから、カメって長生きなんですね。