久江羽の読書?日記

長々放置しておりますが、時々腐的な何かを書くと思います

嘘つきは恋をする (ミリオンコミックス Hertz Series 73)

嘘つきは恋をする (ミリオンコミックス Hertz Series 73)

  • 嘘つきは恋をする

★★★★☆
自分に多大な自信を持ち、身体の関係はあっても深い付き合いはしてこなかった広樹と、真面目だからなのか恋愛が長続きしない三浦(広樹の弟の修行先の板前)のお話。
いったいこの人のヘソはどっち向きについているんだといいたくなるくらい大人気ない広樹と、そんな広樹にどんどん惹かれてしまう三浦。お話の展開は俺様に振り回される大人しい眼鏡美人の王道といった感じですが、今までに無いくらい三浦を気に入ってしまった広樹が見せる、戸惑いや迷いは新鮮な部分がありました。くっついて別れて、さてどうなるの?のところで広樹が風邪で倒れるまでは良くある展開でしたが、三浦が作ったおじやの味がしないと泣くシーンはなぜかキューンとしちゃいました。攻の気持ちにキューンとするのは滅多にないなぁと思った次第です。
しかし、三浦くん、貴方は広樹にはもったいなさ過ぎると思うんですが、明雄(弟)より広樹がいいんだねぇ。

  • 押忍!ハト☆マツ学園男子寮!

★★☆☆☆
期待が大きくて・・・
大洋図書のHP(b's-garden)で、有名作家さんたちが絶賛していたので、さぞかし腹を抱えて笑えるんだろうと大きな期待を抱いていたのですが・・・そこまでハマれませんでした・・・
高校の男子寮で繰り広げられる少年たち(+変な先生)のお話なのですが、それほどBLとして萌える部分を感じなかったのです。お話の中では恋人同士にはならないものの、惚れたはれたのエピソードが展開されるのですが、みんななんとなく空回りしている気がするのです。
あまりに個性的な面々がそれぞれ個性的なことをしすぎるので、却ってバラバラになっちゃったんでしょうか?
主人公は安寺君(一番イケメンで、確かにBL心はくすぐられるけど、行動がノーマル)らしいのですが、印象に残るのはどうしても織羽君(クールな美青年だが、相当な変人。ゴーイングマイウエイタイプ)で、彼に振り回される人たち(特にチャゲ先生←彼のビジュアルが、っていうか出っ歯と目つきが、もうちょっと何とかなれば許せるんですが、彼のいい人な人間性に比べ、あまりにも不細工で可愛そうなんです)が哀れです。
今、HP(http://www.bs-garden.com/hatomatsu/)を見直してきました。うん、これを見ながらもう一回読むと★が1〜2個増えるかもしれない・・・

坂の上の魔法使い (ミリオンコミックス 84 Hertz Series 72)

坂の上の魔法使い (ミリオンコミックス 84 Hertz Series 72)

  • 坂の上の魔法使い

★★★★☆
明治さんの痛くないお話は初めてかもしれません。かわいいファンタジーです。読み応えもタップリのページ数ですが完結してません。そういう場合は題名に巻数なり“上下”表記なり○○シリーズなり書いてくれると嬉しいんですが、表題だけ見ると読み切りっぽいですよね。
魔法使いのリーとその弟子ラベルのお話です。リーはラベルの父親と何かあったようですが、まだ全容はわかっていません。ラベルの出生の秘密もほんの少し分かったところでつづくになってしまいました。
しかし、リーの人間場離れ(魔法使いは人間ではないようなんですが・・・)した行動と、ラベルの健気で頑張り屋で明るく前向きなところが大変よろしいと思います。
で、この先の展開も予測できないので、早く続きを読ませてください。

LIFE,LOVE 2 (花音コミックス)

LIFE,LOVE 2 (花音コミックス)

  • LIFE,LOVE 2

★★★★☆
確か、1巻は絶賛した記憶があります。舞台はアメリカで、ちょっと映画っぽい展開で先が楽しみだったからだったと思います。
今巻の舞台は日本。日本に帰ってきた新海を追って、ジャックが来日してからのお話なのですが、新海がなぜか現実を見ちゃっているので素直になれない。まさに、典型的な日本の、俺様だけどヘタレな世間体を気にするオッサン的存在になっちゃっています。だからけっこうもどかしい。よく考えてみれば、西田さんの作品らしい皮肉な部分なのでしょうけれど。
ということは、1巻では不安定なジャックを新海が支え、2巻では新海がジャックに支えられているお話だった気がします。「抱かれる」立場に悩む新海ですが、お話としてはエッチよりもどんなときにも揺らがない精神的な支え(愛情)の方に重きが置かれていると思いました。

真昼の悪戯 (花音コミックス)

真昼の悪戯 (花音コミックス)

  • 真昼の悪戯

★★★★☆
警察もの(コメディー)ラブ無しに近い。ケモミミファンタジー(コメディー)ラブ少なめ。ワケアリ異邦人(シリアス)ちょこっとラブ。国会議員と秘書のお話(たぶんコメディー)これからラブ。と続いた後に表題作、張り込み刑事の妄想のお話。非常に短いお話ですが、表題作として納得できる満足感がありました。描き下ろし番外編もあって、報われないけどちょっと嬉しい。
最初の2作品は、主人公以外の皆さんもなかなかいいキャラで、かき回してくれるので大変楽しかったです。
しかし、天野さんどんだけ赤目さん(坊主頭の刑事)が好きなんですか?いや、私も好きですが・・・