久江羽の読書?日記

長々放置しておりますが、時々腐的な何かを書くと思います

花扇 ~座布団2 初助編~

花扇 ~座布団2 初助編~

  • 花扇〜座布団2 初助編〜

★★★★☆
要(CV.山口勝平)と寒也(CV.神谷浩史)の回想からはじまる、初助(CV.三木眞一郎)の本気の恋のお話。
初助が噺家になるきっかけから、真打昇進にまつわる辛い出来事、そして銀治郎(CV.黒田崇矢)との出会い、別れ・・・さらに、要と寒也の想い・・・全体にしっとりとした昭和の香りをまとい、粋と男気と人情とを感じさせてくれる良作です。
何がすごいって、初助の年齢不詳の色気は半端じゃありません。対する銀さんのストイックな色気も、崇矢さんだからこそだと思いました。(糸を引くような甘い低音ですよね。)それから、要がちゃんと年取っているところも重要です。師匠の幽霊に稽古つけてもらうという要と、怖がる寒也も良かったな。
しかし、落語を演じているシーンでは、必ずモノローグが被るので、落語はBGM的な存在になってしまうのです。本物の落語は本物のCDを聴けばいいのでしょうが、もう少し「落語」を聴きたかったです。
Disk2はキャストコメントとテーマトークが入っています。三木さん崇矢さん緒方さんは別どりのようで、真面目にかっちりお話してくれています。三木さんの師匠は鈴木清信さんなんだって。鈴木さんって、ヤンチャーの声をやってた人ですよね。山口、神谷コンビは対談。おちゃらけず、真面目にお話してくれて、好感が持てました。

Dramatic CD Collection トラさんと狼さん

Dramatic CD Collection トラさんと狼さん

  • トラさんと狼さん

★★★★☆
原作は未読です。
短いエピソードがたくさん入っている仕立てです。猫と見紛うくらい可愛かったベンガル虎のトラ(CV.宮田幸季)と、猫だと思って自分の嫁にするべく連れ帰ってきたはずが、反対に大きくなったトラ(CV.遊佐浩二)の嫁にされちゃった狼さん(CV.鳥海浩輔)のお話です。
track10にてワンコさんを担当している羽多野渉君がナレーションを担当し、おとぎ話の様にお話は進みます。といっても、可愛いトラは最初だけ。(狼しゃん、狼しゃんっていう宮田さんがかわいー!!)優しいけれど押しが強いトラにどうにも甘い狼しゃん。アオー〜〜ンっていう遠吠えが最高です。困っちゃっているけどそれが嫌じゃないっていう感じの狼さんを鳥海さんが好演しています。で、遊佐さん、優しいけど腹黒、バッチリです。それから、トラ兄さん(CV.森川智之)は結構俺様なのに、受けちゃいますか?
原作読まないとですね。