久江羽の読書?日記

長々放置しておりますが、時々腐的な何かを書くと思います

ASUKA CIEL (アスカ シエル) 2009年 11月号 [雑誌]

ASUKA CIEL (アスカ シエル) 2009年 11月号 [雑誌]

★★★★☆
愛されている自覚の薄い吉野が、羽鳥の気持ちも考えず泊まってしまうお話。
まだまだ幼い恋でいい吉野と、ディープなラブを求める羽鳥の温度差が面白いです。イラっと来ながらも許してしまう羽鳥の、惚れたもん負けのお話といってもいいかもしれません。ゆうきゃん・羽鳥のイライラ声と罪なくらいに元気で無邪気な立花くんの吉野が丁度いいと思いました。
ちなみにキャストトークは枕と寝つきのお話。眠くなったら寝る、いつもそうできたら幸せですね。

★★★★☆
時代物です。家督争いで追われる身になった元若様・修理(CV.福山潤)と修理の側近だった平九郎(CV.緑川光)にそっくりな弟・郡司(CV.小西克幸)が追っ手から逃れて生き抜こうとするお話です。本来ならば悲劇の若様であるところの修理ですが、世間知らずのボンボンなうえ大変ポジティブなので、お話は楽しく進みます。はじめのうちは固そうだった郡司も修理の天真爛漫さと友人・熊田(CV.中井和哉)のキャラクターに引きずられいつしかギャグ体質に・・・筧才蔵(CV.千葉進歩)という声からして美系な謎の人が出てきますが、やっぱりシリアスにはなりきれず・・・しかし、根本は人情ものですから、健気な修理を応援したくなったり、じいじ(老犬)の死に涙を誘われたり、心温まる良作でした。

名作文学(笑)ドラマCD 「ヤブノナカ」

名作文学(笑)ドラマCD 「ヤブノナカ」

  • ヤブノナカ

★★★★☆
名作文学(笑)シリーズとのことですが、(笑)な展開はありません。強いて言えばおまけのCM?がめちゃくちゃおかしいですが、本編は真面目です。
海で溺れていた真砂少年(CV.寺島拓篤)と彼を助けた城太郎(CV.中村悠一)。真砂の兄・武弘(CV.安元洋貴)が藪の中で死を迎えるシチュエーションを主軸に、城太郎の視点、真砂の視点、武弘の視点で事件が語られます。最終的に真相は藪の中のままなのですが、主観が入ると同じ事実もこんなに違うということがまざまざとわかります。何が怖いって、真砂が一番怖かったよ。で、武弘が一番可愛そうだった。私としては城太郎は武弘とくっつくべきだったと思いました。だって、真砂怖いんだもん。