- 作者: かわい有美子,金ひかる
- 出版社/メーカー: 幻冬舎コミックス
- 発売日: 2009/08/19
- メディア: 文庫
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- 未成年。
★★★☆☆
もともとは1996年のBBN。少なくとも、どこかに持っているのは間違いない。あちこち既読感もあったので、きっと読んでいたんだと思いますが、どう展開していったのかは全く覚えていなくて、初めてみたいな気分で読みました。
一般的な枠からちょっとはみ出している高校生4人グループの中で芽生えた恋のお話。★3つという辛口評価になってしまった理由は、主人公・水瀬のキャラクターがいまひとつ私の中で安定した形を取ってくれなかったからです。思春期特有の不安定さを持ち、考え方が幼くて、カッコつけで寂しがりやの甘えん坊である彼が、スマートな外見を持っているのがなんとも納得いかなくて・・・もっと背が低い設定で、ちまちましている方がわかりやすかったなぁと思っちゃったんです。(テンプレで面白くないと言われればそうかもしれませんが、水瀬は徹底的に可愛い路線で攻めた方がわかりやすかったと思うのです。)さらに、最初にモーションをかけてきた伊集院には友達以上の気持ちは持てず、東郷にどんどん惹かれていく理由がいまひとつわかりづらかったんです。最終的に、そういうわけで好きになっていったのね?っと納得できたのですが、そこにたどり着くまでは、どうして?なぜ?東郷の方がいいんだよーって思っちゃったのです。
ただ、その水瀬の、自分でコントロールすることすら難しくなってしまった、東郷を思う気持ちが高まっていく様は、せつなく苦しく盛り上がってくれました。
伊集院の件に関しては未消化のまま終わってしまった感じがありますが、高校生のお話ですから、先が長いということでよしとしましょう。
書き下ろしの「神聖浅井帝国」は男の子のロマンのお話?BL色は全くありませんが、こんなくだらないことを真剣にやれるのがそれくらいの年齢の子供達だよねって、懐かしく感じました。
- 作者: 義月粧子,梨とりこ
- 出版社/メーカー: 二見書房
- 発売日: 2009/09/18
- メディア: 文庫
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- 甘い絶望の夜を捧げて
★★★★☆
あとがきにもありますが、幼馴染みで主従関係である、ヤクザの組長の息子とヤクザのお話です。
長い長い片想いのお話でもあります。
ヤクザを継ぎたくない息子・隆俊と、組長に恩義のある一葉。子供の頃は兄弟のように育った二人が離れ離れになり、再会し、結ばれるまでが描かれていますが、ヤクザの世界だからこその上下関係に雁字搦めにされていたり、謀略や襲撃、拉致などのサスペンス含みであったりと、なかなか様々な展開を楽しめました。
所々に彼らの少年時代のお話が挟み込まれていて、そのさじ加減もなかなか良かったです。
途中まで、隆俊があまりに俺様なので、このバカヤロウって蹴り倒したくなりましたが、なかなかオトコマエの淳弥くん(隆俊の恋人?)のおかげで目を覚まさせていただいて、よかったよかったでございました。
BLはファンタジーと申しますが、一葉ほどの万能人間はなかなかいませんよね。どこも欠点が無いんですよ。顔良し、身体良し、頭は抜群に良し、武術にも秀で、我慢強い!ところで、一葉は童貞だったんでしょうか?そこんところがすごく気になる!
- 作者: ヤマシタトモコ
- 出版社/メーカー: ソフトライン 東京漫画社
- 発売日: 2009/09/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- YES IT'S ME
★★★★☆
表題作が一番わかりやすくて面白かったです。
自分が一番好きと言ってはばからない東間。その東間と20数年来の腐れ縁が続いている江城。その理由は、「おまえ(東間)がおれ(江城)を好きだから」。
20数年間と言う長い間、ただひたすら自分が好きだった東間と、彼を見守ってきた江城。お互いの気持ちがわかった後の東間のカルチャーショックと、江城の達成感たるやいかがなものかと思った次第です。それにしても、レオン三島的おかっぱ頭万歳!!
- 作者: 天野瑰
- 出版社/メーカー: 松文館
- 発売日: 2009/09/23
- メディア: コミック
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- 間島と堂目
★★★☆☆
高校時代は対立校のヤンキーだった二人が、検事と被告として再会し・・・
どちらかと言えば、青春の回顧録的お話でした。ヤンキーのヤンキーたる部分、暴力沙汰や喫煙は仕方が無いとして、とりあえず主人公は悪い人じゃなかったのが救いです。本当の犯罪者だったら、いっくら守ってやりたくたって無理がありますからね。しかし、検事さん、被告人をトイレに引っ張り込んでやっちゃっちゃあダメでしょう。
他、俺たちに明日はないのパロディ、日露戦争もの、アンドロイド製作もの、と、色とりどりでした。
ちなみに、エッチはほんのちょっとだけ。