久江羽の読書?日記

長々放置しておりますが、時々腐的な何かを書くと思います

  • 蜜と十字架

★★★★☆
えー、絵がね、絵があんまり好きじゃないんで購入を迷っていました。CDなんだから声だけなんですけどね。ちるちるで神評価だったので聴いてみる事にしました。だって、主役の一人が平川くんですからね。
まず、「蜜と十字架」で検索をかけて、通販先を探しました。まんだらけから出されていることはわかっていましたが、その方が早いかなと思って・・・そしたら、有害サイトだから繋げませんって・・・それじゃ、どうしたら手に入れられるのさ?って思いながら、まんだらけの中で検索。何のことは無い中古の中にありましたよ。ケースは多少スレ痕があるけれど、おまけの冊子は大変綺麗でイラストカードも3枚付いてました。それで全部でしょうか?
で、感想。原作は未読。バンパイアハンターだったルークと吸血鬼の蛍のお話。バンパイア退治で瀕死の重傷を負ったルークは、蛍の血液によって生かされることになり、彼の僕となるのですが・・・蛍はそれ以前の記憶を無くしていて思いっきりおこちゃま。ルークは猫を被っている鬼畜です。
平川ファンとしては、ルークの猫を被っている時と本性が現れている時の差にシビレます。しかし、平川くんの突き放したような冷たい言葉はどうしてこんなに気持ちがいいんでしょう。
蛍は宮田幸季さん。私としては蛍のもう一つの人格・エティエンヌの方が大人で色っぽくて好きなんですが、ほんのちょっとしか出てきてくれない…で、蛍はちょっと前にNHKでやっていた「美楽る!ミミカ」の段田はじめくんの声とほぼ同じ。先に段田君を聴いちゃっているので、あのビン底眼鏡の坊主頭が浮かんできちゃう・・・勘弁してください。どうにかイメージを切り替えようとするのですがなかなか上手くいかない・・・これがエティエンヌの方なら、今やっている7−GHOSTのラブラドールという美形のお兄さんを思い浮かべるだけで済むのに・・・ありがたいことに、エッチシーンにはじめくんは登場しないので問題ないんですが・・・鬼畜な平川くんと甘え声の宮田さん・・・エロエロでございます。
「とろくて牛くんなのは?」「おれぇ〜?」の「おれぇ〜?」、最終trackの「どぅえ〜」と泣く蛍にもに萌えましたよ。宮田さん。
で、実は消化不良気味。ルネ(蛍の教育係だそうな)とユング(ルネの僕)のいいシーンを蛍が台無しにしたまま終わっちゃった・・・続くんじゃないですか?ルネとユングはこれで終わりなんですか?

Chara CDコレクション そして恋がはじまる

Chara CDコレクション そして恋がはじまる

  • そして恋がはじまる

★★★★★
そもそもこのお話の原作が好きなんです。で、主人公が二人ともマイナーなタイプ。未樹はワケありの高校生、浅海はゲイの司法書士。二人とも静かな人物なのでお話そのものは淡々と進むし、二人のセリフも棒読み的敬語の連発で、はじめはちょっとなにこれ?他人行儀過ぎない?って感じなのです。しかしお話が進むにつれ、周囲に振り回され浅海によりどころを求める未樹と、大人だから欲望に流されないようにしようとする浅海の、二人がこうだからこそじんわりと心に沁みてくる感じが心地よくなってきます。
大きな波も、ドキドキする展開もないし、敬語まみれだし、先も読めちゃうお話なのに、なぜかハマっていくのです。好みが分かれるかもしれませんが私はこのお話の展開の仕方が好きです。
リスナーは、未樹と一緒に辛い思いをし、未樹と一緒に浅海に癒され、未樹と一緒に絶望し、未樹と一緒に一歩を踏み出すのです。
2003年製作なので、主人公二人の声優さんにあまり馴染みはないのですが、真面目で後ろ向きな未樹には遠慮がちに聞こえる宮崎一成さんは適役だと思います。理知的だけど百戦錬磨?な浅海にも、物静かな裏に熱さのある八戸優さんのスマートな声が合っていると思いました。エッチシーンは最後の1回だけですが、それまで他人行儀っぽかった二人が溶け合っていく様がなんとも色っぽかったです。未樹の鼻にかかり掠れる声がなんとも言えず・・・エロイし・・・脇には遊佐さん、進歩さん、小野D(って小野くんはほんのちょっとのただの端役だけど)が出演。(そう言いながら、このCDを初めて聴いたころは、私、進歩さんくらいしか知らなかったんです。