久江羽の読書?日記

長々放置しておりますが、時々腐的な何かを書くと思います

聖域の限界(竹書房ラヴァーズ文庫)

聖域の限界(竹書房ラヴァーズ文庫)

  • 聖域の限界

★★★★☆
ホスト×高校教師。担任している女生徒が出入りしているということで、高校教師・西澤が補導に向かった先のホストクラブは、高校時代の同級生・瀬尾が経営しているもので・・・
しがない25歳の高校教師が、どれくらい生徒の将来のために粉骨砕身する必要があるのかはわかりませんが、自分だってまだまだ先が長いのに、瀬尾に言われるがままになってしまうのは、やっぱり根底に何かしら惹かれるものがあったとしか説明がつかなよねぇと思いながら読み進めました。
下僕のように扱われ、電車の中では痴漢行為、ホストクラブの近くの公園では青姦と散々な目に会いながらも瀬尾から離れようとはしない西澤の心の中が中盤になってやっとはっきりわかってきます。暴力団の跡目争いにも巻き込まれている瀬尾が、西澤を遠ざけるような言動を取り始めると、ささやかながら今度は西澤が動き出します。連絡が取れない瀬尾をマンションで待っていた西澤ですが、そこへ帰ってきた瀬尾がどれだけ嬉しかったか。なんだか、そのシーンがやけに私も嬉しかったし、そのあとのエッチシーンが一番良かったです。
その後、問題の生徒も落ち着き、跡目争いも一時休戦、西澤の迷いも吹っ切れる頃、瀬尾は高校生の頃から西澤に思いを寄せていたんだということが明かされます。ズルイ男だ。
教師という聖職者とホストや暴力団という正反対の境遇に置かれた二人をどう料理してくれるのかと思いながら読みました。ほとんどは力のあるほうに振り回されている状態でしたが、ただ流されてしまったのではなく、自分のポリシーは貫いて今の存在があるという終わり方はそれなりに納得できました。この先、どうバランスをとっていくのか心配なところではありますが・・・
それから、イラスト。瀬尾がチョーカッコイイ!國沢さん、人物のバランスが良くなりましたね。カバーも口絵も綺麗です。

愛くらいちゃんと (花音コミックス)

愛くらいちゃんと (花音コミックス)

  • 愛くらいちゃんと

★★★★☆
前作「愛の深さは膝くらい」では寸止めでお預けを食わされちゃっていたので、今回どう進めてくださるのかが大変楽しみでした。OKOKでございました。
まず、昴の高校生らしく幼くて、我慢がきかなくて、嫉妬深くて、奔放で、やけに可愛く突っ走る思い(性欲含む)と、石倉先生の今までの奔放さはどこへ隠れてしまったの?と言いたくなるくらい、教師として、モラルのある大人として自分を制し悩む姿が、三歩進んで二歩下がるくらいのストーリー展開の中、少しずつ腑に落ちてくる感が心地よかったです。
中でも、制しながらもつい手を出してしまい後悔する先生と、寸止めに悶々とする昴はいい対称で、なんだかかわいそうに思いながらも面白かったのです。
最後の、ちょっと大人になり、将来のことをしっかり考えながら、やっぱりツンデレな昴が可愛くて、先生はこの先も尻に敷かれてるんだろうなと・・・

ESCAPE (ニチブンコミックス)

ESCAPE (ニチブンコミックス)

  • ESCAPE

★★★★☆
先にゲームありき。発売された頃は、まだ自分の好きに使えるパソを持っていなかったので、結局手を出せず、今に至っては、ゲームをしている時間が取れないので、未だにゲームをやったことも無く・・・
なので、同じ名前のボクちゃんたちが、相手をとっかえひっかえ受けたり攻めたりしているわけです。一冊で何度も美味しいと思えばそうなのですが、はじめのうちは男たちの関係に戸惑ってしまいました。一話一話別のお話と思って読まないと、誤解することになりますね。
で、私がどのシチュエーションが好きかといえば、
第1位:主人公の高校2年生・真島大和×フェロモン垂れ流し魔性の教師・山田健作のお話。(だって、ボーっとした眼鏡君がフェロモン系って好きなんです。)
第2位:やもめの代数教師・常盤茂思×真島大和のお話。なんと、合体無し。一人エッチの見せっこだけというのが、逆になんともエロい感じです。
あと、インテリ眼鏡高校生ホストの上条元基くんが好きです。インテリ眼鏡が好きなんです。
あー、これに声が付いたゲーム、したいなぁ。

ご主人様とワンコ (花音コミックス)

ご主人様とワンコ (花音コミックス)

  • ご主人様とワンコ

★★★☆☆
ケモミミでモフモフで、ムキムキで、鬼畜で、コスプレで、一服盛って、緊縛で、3Pもあるよな、短編集。もう、おなかいっぱいな感じ。
変わったところでは、ケモミミの一つがモルモットというところ。
気に入ったシーンは「楽して幸せになりたいな…」という主人公。エロでもなければなんでもないシーンなのに、お気に入り。