久江羽の読書?日記

長々放置しておりますが、時々腐的な何かを書くと思います

君のために泣こう

君のために泣こう

  • 君のために泣こう

★★★☆☆
あのね、小説読んだの相当前です。忘れちゃうからブログに感想を書くことにしたのが2年くらい前。ブログ上に無いということは、それよりも前に読んでいるわけなので、忘れちゃっていても仕方がないでしょ!(開き直り)聴いていく内になんとなく思い出したシーンもありますが、先を読むことができないまま聴き終わったという体たらく・・・今日の車のお供だったので、ほぼ2回聴きました。それで許してね。
簡単に言えば、血の繋がらない兄弟の、お互いを思うからこそせつなく苦しくなる恋のお話。
兄であることに縛られて、自分の気持ちに正直になれない静一。自分の気持ちに正直になってみるものの、兄のかたくなさになかなか上手くいかない上、ふりまわされて、しなくてもいいことまでしてしまうことになる弟の亮介。上手くいくのかと思うとどんでん返しという展開をくり返し、誤解が解けてやっと上手くいった時は「やれやれ」と思っちゃったので、涙を誘われるほどではなくなっちゃいました。すみません。シチュエーション的には泣ける展開なんですが、肩の荷が下りた気持ちの方が大きくなっちゃった。
綺麗でかわいくて後ろ向きな兄・静一を野島健児くん。大きくて無愛想だけど頼りがいがありそうな弟・亮介を星野貴紀くんが演じています。実際の年齢や体格も役にハマっているようなのですが、やっぱり星野くんの声は大学生には聞こえませんねぇ。のじけんくんは丁度いい感じでしたが。しかし、逆に子供時代になると、どういうわけか星野くんのほうがいい感じに子供になっているというこのギャップ。子役を本人がやるというのも意外と少ないので、私としてはよかったと思います。声色を変えることができるのがプロではないかと思うので、わざわざ他の人に子役をやってもらう必要はないと思っていましたから、好感が持てました。それから、エッチシーンですが、極まっていくうちに二人とも少し鼻にかかった声になってくるのです。そこがとっても色っぽい。
色っぽさといえば、Disk.2の「昨日よりもずっと」(未発表作とのこと)が後日談で、思いが通じ合ったあとのお話ですから、アマアマラブラブに仕上がっています。ここまできて肩の力が抜けたのか、星野くんの声が少し若く聞こえます。
途中当て馬で出てくる人が男女取り混ぜて数人いますが、やっぱり一番は武井(CV.千葉さん)でしょうね。しかし、遊び人ではあるものの悪い人ではなさそうで、なんだか貧乏くじを引かされている感じでもありました。CVが千葉さんなので、もっと活躍して欲しかった気もします。(原作をほとんど忘れているので、比較できません。すみません)で、その千葉さんですが、こんなにオジサンぽい千葉さんは、私、初めてかもしれない。かのゴリさんまでは行きませんが、結構大人の魅力です。
亮介の親友・松木役の成瀬くんの声も可愛くって大好きです。
コミコミスタジオオリジナル得点フリートークCDでは、それぞれが3人きょうだいのお二人の、きょうだい自慢から始まります。みんな仲良しのようで結構結構。
同梱特典小冊子「君のために泣こう アフターストーリー 〜君の夢を見よう〜」は大洋図書のホームページに掲載されたものの加筆修正版だということです。亮介が留守にしているうちに二人の家に転がり込んできた松木くん。またまたいらぬ嫉妬をしちゃって・・・しかし、どこがいいのかといえば、同じ屋根の下に他人がいるのでしたくてもできないエッチというシチュエーションが最高です。悶々としているだけでこんなに萌えられるとは・・・夢だけでも美味しいのを見てくださいってね。