- 作者: 秀香穂里,長門サイチ
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2006/01/27
- メディア: 文庫
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- 灼熱のハイシーズン
★★★★☆
今度は旅行会社です。皆さんよく働きます。プロフェッショナルなので当たり前だとは思いますが、みんな複数の外国語がしゃべれるものなんでしょうか?尊敬しちゃう。
さて、セックスが合わないと彼女に振られた工藤が、行きずりの男・仁科と優しい一夜を過ごし、その男が職場の先輩だったからさあ大変っていうお話なのですが、これからの展開をハラハラドキドキ楽しむタイプではなく、気持ちとしては既に両想いの二人がどんな過程を経てまとまっていくかと言うお話です。なにせ周囲の皆がすでに応援体勢ですので。
それにしても、自分にも部下にも厳しい完璧男仁科の過去の恋人が気になる。こんなに四角四面なのに付き合えた人ってすごいと思う。私だったら気がつまってしょうがないもの。しかし、工藤ちゃんは負けず嫌いで人一倍向上心がある子なので、そういう意味では仁科にうってつけの存在ともいえます。
お互いを尊敬し、認め合い、高めあえて、なおかつセックスの相性もバッチリだったら、言う事ない気もしますが、なんか疲れそうなんですよね。熱すぎて。(だからタイトルが“灼熱の”なのか?)評価は★4つにしましたが、この二人の関係は私には重過ぎる。瀧本くんと耀子ママが中和してくれているからいいんですが。