久江羽の読書?日記

長々放置しておりますが、時々腐的な何かを書くと思います

  • その手で咲かせて

★★★☆☆
テルマン(東堂)と花屋さん(尚紀)のお話です。お話の導入部で、背中にあこがれるという設定はなんだか新鮮だったし、気持ちもよく分かるのでいいなと思ったのですが、そのあとはほぼ王道な展開だったし、ちょっと強引にお話がすすむ場所もあったので、評価が低くなりました。とにかくシャイで後ろ向きな尚紀とカチンコチンな真面目青年に見える東堂なので、あまりに言葉が足りないもどかしさでいっぱいでした。
尚紀の背景はただの花屋さんのままこのお話だけで終わってしまうのはもったいないと思えるくらいドラマが有りそうだし、東堂は別にホテルの跡取りっていう設定じゃなくても良かった気がするし、もうちょっとイレギュラーな展開が欲しかったな。
ただし3話目の、東堂目線で描かれている「この手で咲かせたい」に関しては、結構好きな展開です。うじうじしていない分読みやすいのかしら?(尚紀って相当うじうじしてますよね。)