久江羽の読書?日記

長々放置しておりますが、時々腐的な何かを書くと思います

スリーピング・クール・ビューティ (ディアプラス文庫)

スリーピング・クール・ビューティ (ディアプラス文庫)

  • スリーピング・クール・ビューティー

★★★★☆
おまけで★4つ。帯に「超実力派がおくるデビュー文庫!!」とあったのと、カバーの悠莉くんが色っぽかったのと、あとがきに「そうだ、赤毛の恥毛弄りを書こう」とあったので読むことにしました。
公安(灰音さん)と新米弁護士(悠莉くん)が主人公ですが、離婚協議であったり、不審者尋問であったり、彼らのお仕事絡みではなかなか面白い展開だったのですが、私としては悠莉くんが灰音さんを好きになっちゃった理由がいまひとつ胸に響かなかったので、ラブの部分にずっと不満を抱きながら呼んでいた状態です。だから読んでいる間中、お尻が落ち着かないフワフワ感があったのです。また、ところどころに登場する文学的(?)な難しめの表現とSMチックでコメディな展開に違和感があったのが正直なところです。
しかし、クオーターの美人弁護士なのに結構粗忽者の悠莉くんには親近感を抱きますし、一生懸命なところに好感が持てます。灰音さんも、裏事情がわかってくればくるほど「なんだそうなのか」と彼の言葉が足りない部分が理解できました。あとがきで鳥谷さん自身が書かれていますが、まさに「SMバカップル」のお話でした。その後のSSが小説ディアプラスフユ号に載るとの事。買って読むのか立ち読みで済ませるのかはともかくとして、読んでみたいと思わせる読後感でありました。ちなみに、悠莉くんのボス、大伴弁護士がいいキャラしています。それから、「うどん餃子」。思わず検索しちゃった。あとで作ってみたいと思います。