久江羽の読書?日記

長々放置しておりますが、時々腐的な何かを書くと思います

[rakuten:chuoshoten:10041866:detail]

  • 星屑シトロン

★★★★☆
清泉学院生徒会シリーズ(?)3弾目です。今回の生徒会長は女嫌いの弾正くんなのですが、副会長の堂本くんが“フェロモン番長”と異名をとるくらいのイケメンなので、せっかくの眼鏡君なのにいまひとつパッとしない・・・もともと、弾正のことが好きな堂本くんが生徒会に入る条件として、白羽の矢が立っちゃっただけなのだから、それも仕方が無いところです。ところが、責任感は強く、やることはきちんとやるので、大変好感が持てる、まさに生徒会長向きの御仁でありました。なので、このお話は生徒会が少しずつ機能していく過程と、二人が少しずつ近づいて(弾正がほだされて?)いく過程が描かれています。すごくキュンってするわけでもないし、ハラハラするわけでもないけれど、彼らといっしょに日々の生活を送っているような臨場感がありました。
小椋ムクさんのイラストは大好きなのですが、正直申し上げて今回の堂本くんはいまひとつフェロモン不足・・・文中にこれだけ男っぽいとか色っぽいとか書かれている分、期待が大きすぎましたかねぇ?ムクさんのイメージだとこうなんでしょうか?もうちょっとワイルドな感じなのがよかったなぁ・・・で、性格は外見と正反対っていうのがいいと思うんですが・・・

恋する遺伝子―嘘と誤解は恋のせい (白泉社花丸文庫)

恋する遺伝子―嘘と誤解は恋のせい (白泉社花丸文庫)

  • 恋する遺伝子〜嘘と誤解は恋のせい〜

★★★★☆
ワケあって受胎しちゃった騎一先輩のお話です。故意に裏表紙は読まないで、本文から読み始めました。
本編である「嘘と誤解は恋のせい」においても、自由奔放で遠慮がない先輩でしたが、まさか彼がすすんで代理母(?)になってしまうとは思いませんでした。で、何が面白かったって、先輩がマタニティライフを満喫しているところでしょうか。尚さん(先輩のおなかの中の子“若様”の実の兄)を巻き込んで、親ってすごいんだね、親になるって素敵なことだねって教えてくれてる気がします。
本当は★5つにしたいところなんですが、惜しいかな、出産までに至らなかった・・・彼らはなんだか凄くいい両親になりそうな気がしたんですが・・・
カバー折り返しのコメントに、「産科学云々・・」とありました。小林さん、お医者様ですか?それともコメディカルの方ですか?どおりで描写が細かいと思いました。
それから最後に裏表紙を読みました。三つ以上どころか、全て○でしたよあたしは・・・
同時収録は『本音と妄想は恋のせい 完全版』。先にCDありきだったので、半分は既に知っていたわけですが、残りが・・・エッチの部分が・・・サービスしすぎなくらいエロエロです。しかし、結哉と和久井さんって本当にバカップルですよね。人畜無害な無敵のバカップルです。ホンッといい人たちだし。

  • 恋愛免疫不全症候群

★★★★☆
お話としては★3つくらいかなと思うのですが、医療現場のシーンがやっぱり面白かったので一つ追加しました。
形成外科の問題児とワケアリ美人の整形外科医のお話なのですが、個人的に偶然が重なって、なかなか臨場感溢れる感じで読めました。嵐のシーンを豪雨のときに読むといいですね。さらに、職場で「いかに傷跡を残さないか」という話をしていたあとに、杉崎の傷の処置シーンを読んだので、「うん、これこれ」って思ったし。ちょっと得した気分になりました。
恋愛面に於いては、まぁそんな展開が王道ですよねって感じです。櫻居先生がもっとかき回してくれても良かったかもしれないけど、そうすると医療現場の細かい展開がカットされることになるんだろうし、微妙なところです。