久江羽の読書?日記

長々放置しておりますが、時々腐的な何かを書くと思います

  • 執事は主人に跪く

★★★★☆
失礼ながら、石田さんの作品で久しぶりにそこそこ満足できました。ただ、表紙になっている二人のお話は、まだ完結していないですよね。
若き実業家の結城は、英国で友人の執事をしていた雪彦を口説き、自分の執事兼バトラースクールの講師として日本に呼び戻します。お話の中心は雪彦の完璧で華麗な執事っぷりです。結城はそんな彼に惚れ込んじゃったわけですが、お仕事最優先の雪彦にとったら、結城との色恋沙汰に発展するのははるか先のお話のようで・・・彼らの恋(?)の行く末がどうなるのかを読みたいのなら、ちょっと期待はずれではあります。以下続刊していただいて、フォローしてくださいね。
その分、コミックスの後半は新米執事の押しかけ女房話をしっかり読ませてくれました。男同士じゃ押しかけ女房にもなれないなら、執事になってずーっとご奉仕しちゃいますよっていう、外見に反して大変たくましいおぼっちゃん・輝と、変わり者の旦那様・柾貴のお話です。まぁ、それだけなんですが、健気に頑張る輝にとっても好感が持てます。輝は結城のバトラースクールの卒業生という設定なので、ぜひ学生時代のお話も読ませていただきたいわけです。