久江羽の読書?日記

長々放置しておりますが、時々腐的な何かを書くと思います

記者と番犬 (ガッシュ文庫)

記者と番犬 (ガッシュ文庫)

  • 記者と番犬

★★★☆☆
雑誌の記者・吉岡と幼馴染みのカメラマン・多岐のお話です。幼馴染みものワンコ系の王道なお話で、それほど大きな事件も心の乱高下も無いので、つまらなくは無かったけれど★3つにさせていただきました。
編集部のお仕事だったり、個性的な脇役の皆さんだったりが、もう少し派手に動いてくれていたら、ちょっとハラハラしながら読めたんじゃないかなとも思いました。とにかく多岐が吉岡一筋なので、展開に揺らぎが無さ過ぎたんだと思います。彼の父親の一件でさえも、それほど大きなトラブルにならなかったし・・・
で、ほとんど関係ありませんがおんぶについて。酔っ払った吉岡を多岐がおんぶするシーンがあるのですが、子供の頃おんぶするばっかりでほとんどされる側に立ったことの無い人が、大人になってからしてもらうと、大きな感動があるんです。で、相手が広い背中だったら言うことなしの安心感です。ああ、体格のいい息子を産んでおいてよかった・・・