久江羽の読書?日記

長々放置しておりますが、時々腐的な何かを書くと思います

WORK in 初回限定版 (ドラコミックス 230)

WORK in 初回限定版 (ドラコミックス 230)

  • WORK in 初回限定版

★★★★☆
5話入っていますが、1〜2は年下上司×ゲイの部下のサラリーマンカップル。3〜5はゲイの大道具さん×たばこ屋のおやじ(バツイチ、子持ち)のお話です。リンクしていますが、全く別のお話です。
【高瀬×飯島】
ゲイが職場にばれて、居心地の悪い思いをしている飯島は、新しく上司になった年下の男・高瀬に仄かな恋心を抱いていたのですが・・・とにかく飯島がネガティブなので、いちいちイジイジするし、高瀬は遠まわしなので“結局どうしたいの?”って言いたくなるしと、もどかしい展開です。実は、フキダシのどの部分が高瀬でどの部分が飯島の言葉なのか分からないところがあったので、「分かりづらいお話だなぁ」と思っていたのですが、初回限定のミニドラマCDが付いているので、助かりました。聴きながら読むといいと思います。
で、聴いた感想です。漫画を読んだときにはネガティブだとは思っても、ヘタレだとは思っていなかったのですが、飯島くん(CV.千葉一伸)はヘタレですね。私が今まで聴いてきた作品での一伸さんは、落ち着いたお兄さんとかお父さんとか、結構年齢を感じさせる役が多い気がするのですが、今回は可愛いです。大発見です。「あかないとびら」の中の「みにくいアヒルと王子様」の田山くんに通じるところがあると思います。可愛くて色っぽくて大変結構でした。そして、高瀬(CV.高橋広樹)はそもそもとらえどころのない人物だと思うのですが、それをヒロキくんが飄々と演じてくれています。「飯島さんが好きですが、それがなにか?」といった感じなのです。ああもう少し長いお話を聴きたかった・・・
【コージ×おとーさん】
恋人募集中のゲイ・コージがたまたま出会った少女の父親は、眼鏡を取れば大変美系なタバコ屋のおやじでした。少女を間に挟み、二人の関係が少しずつ近づきます。コージのほうはこの関係を維持する為に慎重になり、おとーさんのほうは天然っぷりを発揮したり、自分の気持ちに向き合えずあたふたしたりと、コロコロ変わる表情が楽しいです。お話としてはこっちの方がわかりやすくてよかったです。「恋に落ちたい」「愛されたい」というコージ君の切実な気持ちと一歩踏み出す勇気を出したおとーさんの思い切った気持ちがジーンと伝わってきます。
カバー裏情報によると、こちらは「おとーさん編」に続くようです。楽しみ♪