- 作者: 中原一也,宮本佳野
- 出版社/メーカー: リブレ出版
- 発売日: 2010/02/19
- メディア: 単行本
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- 雀荘恋愛事情
★★★★☆
頭はいいのに世の中についていけない主人公・蒼井が、亡くなった伯父の遺志を継いで?経営をしている「雀荘・さぶろうた」に絡んだお話です。昼行灯の蒼井と、元気のいい桃田、九州弁や関西弁のおなじみさん、現役AV男優やヤクザ、書き下ろしには残念な大金持ちも登場して、大変楽しく読めました。はっきり言って胡散臭いオジサンばかりが出てきますが、中でも一番胡散臭いのが、蒼井の恋人になる元AV男優の桃田です。シモネタもバンバン、絶倫でもあり、あたりはばからずモーションかけるはと、いっそ清々しいほどです。そんな男に身も心も魅了されていく蒼井の変化が、一般的でなくまた面白いのです。
表題作も書き下ろしも、どたばたコメディと言っていいと思いますが、予備知識は持たず読んだ方がより面白いと思いますので、ネタバレはしないでおきましょう。
蒼井のほんのちょっとの成長を見守りながら、しっかり笑わせていただきましたよ。日頃のストレス解消になると思います。
ちなみに、イラストの宮本佳野さんは私もごひいきの漫画家さんですが、桃田がきれい過ぎる気がしますよ。もっと薄汚れていてもいいんじゃないでしょうか?すみません。
キャリア・ゲート (ミリオンコミックス Hertz Series 74)
- 作者: 西村しゅうこ
- 出版社/メーカー: 大洋図書
- 発売日: 2010/02/25
- メディア: コミック
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- キャリア・ゲート
★★★★☆
尾崎の勤める会社は、優れたプロジェクトプランナーにのみ、上層階のフロアに行けるゲートパスを発行しているのです。そこで、同僚の篠田と案を練ったのですが・・・
会社を立て直したエリート集団だったり、頭の硬い年寄りの重役だったり、取引先のエロ親父だったりドラ息子だったりに振り回される尾崎と篠田のお話なのですが、ある意味王道と言ってもいいと思います。健気で真面目な尾崎と、その尾崎にベタ惚れなエリート篠田がお互いを守りあうような展開になっています。いったいどういう仕事をしている会社なんだという突っ込みは置いておいて、まだまだ奥が深そうなエリート集団とそのトップと思われる聡一郎さん、なかなかいいキャラの黒田くんのお話がもっと読みたいです。
ちなみに、エロエロシーンはタップリあります。
その恋にはワケがある (バーズコミックス ルチルコレクション)
- 作者: 秋葉東子
- 出版社/メーカー: 幻冬舎コミックス
- 発売日: 2010/02/24
- メディア: コミック
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- その恋にはワケがある
★★★★☆
あ、これも蒼井君が主人公だ。こっちは綺麗な外見に凶暴な中身の高校生です。『人はそれを恋とよぶ』のスピンオフになっています。
見た目に惹かれて言い寄ってくる男たちをことごとく振ってきた蒼井が見つけた居心地のいい場所は、ちょっと前までは存在すら知らなかった生物部の東の側で・・・
裏表紙で冨永がレクチャーしているように、猫のように甘える割りに警戒心の強い蒼井と、少しずつ飼いならしていく東の関係を楽しむお話になっています。蒼井が一人でグルグルしていると言ってもいいかもしれません。そういえば、後半は凶暴さが影を潜めてホントに可愛くなっちゃいましたね。
- 作者: こいでみえこ
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2010/02/25
- メディア: コミック
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- 恋する嘘つき 2
“悟史”からの手紙を届ける為に一美の家へやってきたものの、真実を言い出せなくてズルズルと家政夫を続けている新。お互いがお互いに片想いをしているような状況で、体の関係だけは持ってしまったため、ちょっとした出来事でギクシャクしだしてしまった二人のその後のお話です。上手くいきそうなのに、秘密を抱えているものだから素直な行動が取れない新の行動が、一美をより不安にさせますが、紆余曲折を乗り越え、お互いに言い出せなかったことをはっきりさせ、自分の気持ちに正直になって選んだ行動が前向きで、やっとほっとできました。
前巻では謎だった新の背景や、悟史の今、が明らかになり納得納得でした。