久江羽の読書?日記

長々放置しておりますが、時々腐的な何かを書くと思います

幸村殿、艶にて候6 (キャラ文庫)

幸村殿、艶にて候6 (キャラ文庫)

  • 幸村殿、艶にて候 6

★★★★☆
病院で待っている間に半分、帰宅してから半分読みました。もう、6巻目なんですねぇ。まだ続くらしいですよ。
九州平定が終わり、幸村一行は帰途に着きます。幸村のフェロモンに周囲が振り回されるので、とうとう佐助が才三に房術の指南を請うことになります。(この件に関しては結局まだ勉強中らしく、モヤモヤとしたまま次巻へ続くようですが。)六郎は沖殿への幼い恋を乗り越えて、ずいぶんしっかりしてきた様子だし・・・海路上杉領に着いた後は久しぶりの景勝との再会。奥方との危うい関係もあり、アマアマな時間が過ごせそうでそうも行かない状況に。
しかし、何が面白いかといえば、今回は、九州から郷里に持ち帰る恩賞の件や、土産物の調達、船の手配、越後に着いてからも上田までの運搬にかかわる諸事から景勝の奥方・菊との知恵比べまで、まぁ幸村の腹黒さと頭の回転のよさにいちいち苦笑し感心させられたところでしょうか。
そして、菊に恋敵と言わしめるしたたかさまで持ち合わせているものだから、景勝と契りたいがためにとんでもない作戦に出てしまうし・・・
上田まで帰着して、幸村の父・真幸には辛口の出迎えを受けたものの、取り敢えずは一段落の一行ですが、佐助がなにやら色っぽくなっているとのこと・・・次巻はどうなる?

  • 邪童のアマネ

★★★★☆
お話の展開としたら、ちょっと無理がある部分も無きにしも非ずなのですが、それを補って余りある美麗で可愛い絵と、コメディ八割シリアス二割りの配分がなかなか良かったです。
妖怪の子供・アマネを拾い、アルバイト中の叔父のペンションで面倒を見ることになったミツは、そもそもなんだか不思議な雰囲気の青年で・・・
不思議天然純真無垢で可愛いもん好きなミツ(ちょっとバカに見えるんですが・・・)、邪悪そうで俺様の割りにちょっとヌケている河童のアマネ(子供バージョン)、綺麗で強引でエロだけどなんだか優しい大人バージョンのアマネ、陰陽師とはいえつかみどころの無い大人の御池(ミツの年若い叔父)、御池をご主人と慕う五尾の犬?の妖怪・不和魂(子供も大人もあり)、親バカなアマネのパパ・水神、パパの側近・新右衛門、みんななんだか憎めない存在で、もっと読みたくなりました。
お話としては妖怪の嫁取り話なんでしょうが、とにかく子供バージョンの邪悪な三頭身と大人バージョンの美麗なアマネにやられてしまいました。さっそく双子は生まれるし、パパと御池もくっついちゃったし、お話は完結していますが、まだ色々エピソードがありそうな気がしますよ。

  • 純情恋慕

★★★☆☆
小説のイラストでよくお目にかかる陵さんのコミックスが出たので読んでみました。なんだか懐かしい空気感だなぁと思っていたら、2002年から2004年の作品集でありました。
どれも王道な展開ですが、表題作はシリアス、他は結構笑わせていただきました。
自分に自信の無い青年とおまえがいいんだよと言ってくれる社長。親友が恋人に。腹違いの兄弟が恋人に。などがありますが、一番面白かったのは、3作目の親友の恋の成就のために一肌脱いだ凌平くんが思わぬ伏兵に押し倒されてしまうお話です。絵柄的にはシリアス向きな気もしますが、コメディがお得意ですか?

肌の上の恋愛事情 (バンブー・コミックス 麗人セレクション)

肌の上の恋愛事情 (バンブー・コミックス 麗人セレクション)

  • 肌の上の恋愛事情

★★★★☆
罪なオジサンシリーズと言ってやりたい、オジサン受の作品集です。
とにかく可愛いおじさん・山地さんが好きな月島君と、いい体が好きで自分の中年太りを気にしだしてしまった山地さんの、両思いなのにいちいちすれ違ってしまうバカップルのシリーズと。
ガタイも性格もいい可愛いおじさん・水沢と優男的外見の割りに一途ないい奴青木くんの「この胸の痛みはなんだろう?」シリーズです。
しかし、おじさんたちどうしてこんなに可愛いんだ?そして、こんなにいい青年たちがどうしてオジサン好きなんだ?ああ、オジサンが可愛いからか。変に納得しちゃった。
ちなみに、カバー裏も忘れずチェック!