- 作者: 大和名瀬
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2009/09/01
- メディア: コミック
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- NEWSな彼!
★★★★☆
隣のマンションに引っ越してきた人気俳優の樹原東吾と、彼に気に入られてしまった貧乏高校生・洸太のお話。
マスコミに追われる生活で疲弊している樹原は、テレビの無い生活を送っているがゆえに芸能情報に疎い洸太に癒しを感じ、強引に押し倒し、秘密のお付き合いがはじまります。ムリヤリ買い物に付き合わされたり、主演のドラマを見て感動したり、付き人を命じられたり、生活がめまぐるしく変化するうち、少しずつ洸太は樹原を好きになっていくのでした。ほだされちゃったわけですね。
全体的にコメディタッチなのは大和風。受ちゃんがしっかりもので可愛いのも大和風。しかし、今回は攻の樹原の影が薄かった気がしました。洸太が動き回っているのは記憶に残るのですが、樹原のエピソードにインパクトが無かった。却ってリョッ君(樹原の同期の俳優)のほうが存在感がありましたよね。
- 作者: おりおりお
- 出版社/メーカー: 芳文社
- 発売日: 2008/09/29
- メディア: コミック
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- 放課後恋愛図鑑
★★★★☆
先日発売された「三隣亡にプロポーズ」も同じ様な超短編集で読み応えがあったので、旧作品に手を出してみました。こちらも、短編10作+描き下ろし3作で読み応えタップリで、満足いたしました。
表題作と描き下ろし2作(あわせて3作)で高校2年生カップル、1年生カップル、3年生カップルを網羅しております。それぞれのラブシーンを垣間見ちゃったり触発されたり、性少年の皆さんたちであります。美術部あり、吹奏楽部あり、生徒会あり、思った以上にエロでした。
他に、映画館で、監督×眼鏡サラリーマンの「それじゃあ痴漢行為では?」ラブ。剣道部員×幼馴染みの乙男、神社で罰当たりラブ。ケーキ職人×ケーキ屋の次男の生クリームプレイ…。投資家×証券マンの損失補填のためのコスプレ。あれ?これは証券マン×証券マンラブになるみたいです。上2人下2人の兄弟に挟まれた三男小児科医(彼だけ血が繋がっていません)の受難ラブ、あわや5Pになるところで本命登場しました。おっぱい星人・健と純情天然混血ボーイ・みずきの学生寮ラブ。数学教師×高校生(遠縁ワケアリで同居中)の新婚さん(昔の奥様は18才)のような可愛くじれったいアマアマラブ(描き下ろし番外編あり)。保健室の先生×サッカー少年、いいのかそれで?ラブ。犬を飼っている作家×ペットショップアルバイトのご主人様とペットな関係ラブ。
どれも、こんなに短いお話の中で、良くまとまっていると思いました。やっぱりほとんどのお話にオチがついているという・・・中でも証券マン、新婚さん、ご主人様とペットのお話は私好み・・・ヘンタイが好きなんだと思い知らされました。
- 作者: 佐々木禎子,香坂あきほ
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2009/08/27
- メディア: 文庫
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- 僕の好きな漫画家
★★★☆☆
どこぞのルコちゃんより随分マシで、どこぞのルコちゃんより人間らしいけど、お世話係・澄夫くんがいないと生きていけない漫画家・瞬のお話。
どう考えても元教え子・澄夫くんが瞬に惚れ込んでいるのは明白で、その件については彼らの周囲の人間みんなが暗黙の了解をしているんじゃないかと思えるくらい、澄夫くんの態度はロコツです。しかし、その思いが瞬にだけは届いていない・・・子猫を拾うところから始まり、連載漫画の製作現場の様子と、雑誌の廃刊騒ぎを絡めて、澄夫の片思いと瞬の逡巡が描かれているわけですが、私としてはこのままエッチは無しで終わるのかと思っておりました。そのくらい切羽詰った色気が無かったのです。まぁ、最後の最後で雪崩の様に切羽詰ってくださいまして、めでたしめでたし、瞬の「年上だから受けちゃうよ」っていう男前差を見せ付けながら、幕を閉じたのでありました。
中でどんなことが印象に残ったかといえば、やっぱり漫画家というお仕事でしょうか。どこぞのルコちゃんは、あの性格ですから、漫画を描くことに理由なんて考えてもいないと思いますが、こっちの瞬ちゃんは違います。何とか理由をつけようとする。あっちのルートを取ったら、こっちの道を行ったらどうなるのだろうと想像しつつ、でも結局漫画は描いていたいいんだ、漫画を描くのが自分なんだと結論付ける。そんな芯の通ったところが澄夫の瞬を好きな理由らしいんですが。
拾った猫のシュンシュン、瞬の友人野本、澄夫の友人で瞬の大ファン・佐藤の活躍がもう少し読めれば、★は4つになったと思います。