久江羽の読書?日記

長々放置しておりますが、時々腐的な何かを書くと思います

たかが恋だろ (ミリオンコミックス Hertz Series 61)

たかが恋だろ (ミリオンコミックス Hertz Series 61)

  • たかが恋だろ

★★★★☆
コミックス化を待っておりました。やっと読めた、嬉しい。第一話は立ち読みしたんですが、私どうにも立ち読みには向きませんで・・・かといって、雑誌は買いたくない・・・ミリオンコミックスの割にはコミックス化が早かったんじゃないでしょうか?
中学生卒業の時に納得のいかない別れ方をした泉巳と真。腐目線で読めばすぐに、真が泉巳に惚れていて、大変悩んでいたんだなっていうことがわかってしまうので、再会して誤解が解けて、よりが戻ってハッピーエンドになるのかなと思っていましたが、ハッピーエンドになるもののそう簡単にはいきませんでした。
真も椹木もそれなりに過去を引きずっていますが、泉巳の場合は真とのこと、死んだ妻のこと、妻の兄でヤクザの椹木とのこと、息子の誠のことと、心を悩ませるものに事欠きません。真も椹木も肝心なところははぐらかしたり、突然爆弾発言したりなので、泉巳はさらに混乱させられて・・・。みんながみんな、相手のことを考え、思いやるものだからヘタレてみたり、流されちゃったり、義理堅かったり、たかが恋に振り回される3人のお話なのです。
その中でのオアシス、ひび割れ部分の接着剤となっているのが泉巳の息子・誠と真の甥っ子・愛。いまどきの幼稚園児は進んでおります。泉巳の教育の賜物か、誠は一本筋の通った男前だし、どんな大人になってくれるんだろうと楽しみになっちゃいます。描き下ろしは子供のいる夫婦のエッチ事情といった、よくあるお話ですが、誠さん確信犯だから。(←ここで確信犯って使うのは誤用だってわかっております。でも、それじゃ、他に何て言うのが一番しっくりくるんでしょう?)