久江羽の読書?日記

長々放置しておりますが、時々腐的な何かを書くと思います

真夏の夜の御伽噺 (キャラ文庫)

真夏の夜の御伽噺 (キャラ文庫)

  • 真夏の夜の御伽噺

★★★★☆
作者曰く、メルヘン。行き詰ったサラリーマンに、いい夢がみられるという不思議なキャンドルがもたらしてくれた、愛と希望のお話です。実は、夢とはいえ現実味溢れるシチュエーションなのでメルヘン色はそれ程強くなく、不満を抱えた甘えん坊のサラリーマンが、ちょっとインパクトのある大人の男に依存しちゃっているお話な感じがして、本編だけだったら★3つにしちゃおうかと思ったのです。しかし続編では、相変わらず甘えたれなものの自分で何とかしようと努力する姿がうかがえて、読後感がよかったので★4つといたしました。
主人公はおもちゃ会社の営業・旗野。胡散臭いおじさんは、アンティークも扱っている喫茶店の店主・岡本。夢の中で恋をし、悩み相談をし、現実世界でもいいパートナーになっていくのです。
夢だとわかっていればできるのに、現実だからこそ悩んでしまうこと。真面目でいさえすればそれでいいわけではない事。どんどん欲張りになる自分にとまどってしまうこと。努力をすれば報われること。などなど、人生訓のような内容でもありますが、私としてはこういうのは結構好きです。立派な大人になってくださいっていう感じ。で、その後押しをしたおじさんは、美味しいところをいただくという・・・へへへ。
印象に残った一文を写します。『もしも、岡本が死んでその身体が焼かれたら、きっと頑丈で目を瞠るほどの真っ白な骨が残るだろうが、いまの自分は脆くてすぐに砕けてしまうだけのような気がする。・・・綺麗じゃなくてもいいから、後々にまで残る骨の強さを自分もいつか持ちたい。』自分の足で立とうとする旗野がそこにいました。

兄ちゃん、イッちゃって! (キャラコミックス)

兄ちゃん、イッちゃって! (キャラコミックス)

  • 兄ちゃん、イッちゃって!

★★★★☆
親の再婚で小さい頃に兄弟になった三人が中心のお話です。三男・悠太が母親の連れ子、彼を追い回しているのが次男・貴雪。親が海外赴任中なので、保護者のような存在が長男・智秋。という関係。まだ中学生の悠太は、まとわり付いてくる貴雪のことがうっとうしいのですが、決して嫌いではありません。貴雪はラブラブ光線と独占欲丸出しで悠太に迫っている始末。半分あきらめ気味の智秋は、ややもすると貴雪を応援しているかに見えます。で、ドタバタドタバタ。何が起きるわけでもなく、何も起きないわけでもなく、貴雪に振り回されながら少しずつ進展していく二人の関係です。3話目にしてもう一人、今後重要になりそうな人物・生徒会長が登場。智秋ラブをアピールしていて、なんだかうまくいってほしいような二人であります。でも、そこでお・わ・り。ガーン!描き下ろしは子供の頃のお話なんです。
他に、学生中心のお話が3本。表題作も含め、ハグとキス止まりの爽やかな青春ものです。下克上?って言っていいんでしょうか?子供の頃小さくて、弟扱いしかして貰えなかった少年が高校生になって・・・というお話「恋のホットステーション」。振られた女の子の片思いの相手のことが知りたくて近づき、あまりのダサ男なので面倒を見てしまい、結局自分が好きになっちゃって・・・というお話「嫌いな奴ほど放っとけない」。熱血バスケプレイヤー後押し青春漫画「ツバサ」。不覚にも、熱血バスケでウルっときちゃった。

  • 快感・スイーツBODY

★★★☆☆
表題作はクリスマスもの。表紙からも想像できますが、クリームだらけで・・・がメインのお話。それにしても、初めてなのにそこまで大胆にクリームだらけ・・・。
「神様は僕らの味方」は初詣もの。縁結びの神様で・・・。それにしても、初めてなのにそこまで大胆に青姦したうえ、罰当たりなものを突っ込むという・・・。
「子供じゃないもん」は幼馴染み学園もの。実は相思相愛のようなので、ただのバカップルだと思えばいいのでしょうが、いたいけな少年をいたぶる鬼畜眼鏡的設定でございます。
「ただ愛されたい」は眼鏡×眼鏡のマザコンもの。マザコンを盾に組み敷いてしまえる義兄の立場ってどんだけ?っておもっちゃいました。
「煙の記憶」は大人同士のお話。行きずりでそこまで?って思うけど、まぁ大人なんでまだ納得できるかな。
「恋の檻、蜜の鎖」は借金返済、監禁・陵辱、身代わり愛、などなど痛々しいしエロだらけですが、終わり方は納得できます。
で、大問題。何件か受けちゃんが自分で自分をほぐすシーンがあるのですが、手の向きが違いませんか?私思わず自分のお尻に手を当ててみちゃいました。