久江羽の読書?日記

長々放置しておりますが、時々腐的な何かを書くと思います

交渉人は振り返る (SHYノベルス)

交渉人は振り返る (SHYノベルス)

  • 交渉人は振り返る

★★★★☆
ヤバイ、芽吹は平川声、兵頭は子安声でしゃべる。なんていいんだ!
で、シリーズ3作目。今回は振り込め詐欺がらみのお話です。それにしても芽吹さん、あなたどれだけ無謀なんですか。私だって“電話を切らないで・・・”のあたりでこりゃヤバイって気がつきましたぜ。さらに、濃いエスプレッソですよ、飲んじゃダメだって。で、どこがヤバイって、もうどうしてもラリった芽吹さんの生声が聴きたくて仕方なくなっちゃったじゃないですか。まだ、2作目も発売になっていないのに、3作目を期待しちゃうじゃないですか。
その、ラリった芽吹さんとそこへ駆けつけてきた兵頭と七五三野のシーンが一番印象的だったかな。自分の中の自分と戦い、散々な目にあってもなお約束を守ろうとする芽吹と、早く病院へ連れて行きたいだろうにそれを見守る兵頭。もう、兵頭に完全に背中預けちゃってますからね。
ひとを信じる話になったとき、兵頭が言った言葉も良かったですね。「信じちゃいないが―惚れてます」「惚れた相手ほど、信じられない」嫉妬と心配性のかたまりなんですね。
それから、最初に芽吹が力士の下敷きになるシーン。腰を痛めただけで済んでよかったですね。100キロ超の物体の下敷きって、息もできないくらいホント死にそうな気分になりますから。

大人気。 (JUNEコミックス ピアスシリーズ)

大人気。 (JUNEコミックス ピアスシリーズ)

  • 大人気。

★★★★☆
とっくに読んで感想書いてなかったので、読み返したついでだから書いておきます。
過去のトラウマ?でセックス依存症気味の中野と彼を好きだということに気付いた靖のお話。(「可愛気。」の続きです。本が見つからない・・・)二人だけを見ていれば、意思の疎通にいまひとつ難はあるものの、割れ鍋に綴じ蓋なカップルなのですが、靖の元カノ・可奈子や、中野にちょっかいを出す迅(↓の主人公)たちがかき回してくれちゃうのでちょっと複雑に・・・
ま、わかりあえたのでめでたしめでたし。それにしても、幸せになれば中野の淫乱症は治るのでしょうか?靖がタフだから一向にかまわないのでしょうか?

大本気。(ジュネットコミックス ピアスシリーズ)

大本気。(ジュネットコミックス ピアスシリーズ)

  • 大本気。

★★★★☆
私が真っ先に気になったセリフが裏表紙のアオリになっていました。「お前、俺がかわいがったらいい子になるか?」うん、そういうお話。これを読む前に、「大人気。」を読み直して、迅はそうとう悪いやつなのだと思っていたのですが、初っ端の歯医者のシーンで三の線を踏んで下さったので、迅くんの人物評価が少し甘くなりました。
幼馴染?の歯科医・爽兵と鳶の迅のお話。複雑な家庭環境で育ち、家族への反発としか思えない非行を繰り返している迅が、親知らずの治療に爽兵のクリニックにかかったことからお話は始まります。
心の中に寂しがりの子供を抱えた迅と、時に厳しく時に優しく彼を包み込む爽兵の関係に、一々キュンキュンいたしました。迅の間違った道徳的価値観を少しずつ方向修正させていく爽兵の行動も流石です。とんでもない身長差があり、始めは迅が押し倒した関係の二人ですが、爽兵×迅という驚きの組み合わせ。いや、それで一向に構わないんですがなんだか新鮮でした。爽兵が意外と丸顔童顔なので、エッチの時のワイルドな変身ぶりにギャップを感じてそこもいいです。
それから、爽ママと爽飼い犬・ぴー助がかわいくって!
話が進むに連れて彼らの背景がはっきりしてきて、あらそうだったんですかというところで「つづく」です。残念。
同時収録は小冊子だったという「大人気。番外編」。読めて嬉しい温泉旅行のお話。相変わらずフェロモン全開の中野でありました。

銀閣博士とモルモット (ジュネットコミックス 13)

銀閣博士とモルモット (ジュネットコミックス 13)

  • 銀閣博士とモルモット

★★★☆☆
帯に短し襷に長しだったので★3つ。カバー裏に年表があるように近未来のお話で、銀閣博士の立場も茅ノ谷くんの立場も、状況設定も面白いと思ったのですが、まず、ラブになる説得力がいまひとつ足りないのと、けっこう精密なメカが硬質すぎてエロくないので物足りなかったのです。ロボット犬は良かったですが・・・。
私としては、以前読んだことがある成人男性向けエロ漫画に出てきた、おどろおどろしいくらい触手がいっぱいあるのエロい機械の方がそそられるな。
えー、池先生、実は女性を描くほうが得意なんじゃありませんか?ピンナップの女性たちといい、メイドロボちゃんといい、綺麗です。