久江羽の読書?日記

長々放置しておりますが、時々腐的な何かを書くと思います

  • ドント・クライ・マイ・ベイビー

★★★★☆
大根役者のようなセリフ、ちょっと適当に描いてません?って言いたくなるような絵柄、なのにどうしてこんなに面白いのでしょうか。セリフが完結明瞭で分かりやすく、こっちの心に突き刺さってくるからでしょうか?キッチリスーツのサラリーマンが時々崩れることによって親近感がわくからでしょうか?
表題作を含め4作がサラリーマンもの、1作が古代ヨーロッパ?もの、これが、下克上になりそこなったのかこの続きがあるのか、これこそ下克上というものなのかいまひとつ理解不能なところがあったので★が4つになりましたが、サラリーマンものは大満足。表題作とその前作はキレると可愛い課長とノンケの窓拭きのお兄ちゃん(フォークシンガーでもある)のお話ですが、キュンとこさせて頂きました。あとの2作は妻が絡んでくるお話。夫がゲイのパターンと夫がゲイに惚れられるパターンなのですが、それだけで展開がこんなに変化するんですね。でも、妻はなんだか似た人たちだったな。
今回もおまけまんがを楽しませていただきました。ほんっと!西田氏の頭の中をのぞいてみたい。
時々出てきた表現、「プイ子さん」が変に萌つぼでした。

黄昏バス (バンブー・コミックス 麗人セレクション)

黄昏バス (バンブー・コミックス 麗人セレクション)

  • 黄昏バス

★★★★☆
異国情緒溢れる町並みに、どう考えても日本の生活。可愛く見えて毒舌。カッコイイのにドヘタレ。など、これがギャップ萌なのでしょうか?いつも買うかどうか悩んだ末、結局購入し、やっぱり不思議に面白かったと思うのです。
今回も6つの短編集なのですが、私としては表題作(幼馴染の結婚式帰りの男二人のお話)と「夏♥恋の嵐」(台風の晩、会社に泊まりこむことになったお堅い?上司と奔放な部下のお話)が好きです。結局お話が分かりやすい方が好きなんじゃん!ていうか、サラリーマンが好きなんだと思います。
他の作品はサラリーマンじゃないので・・・。キモノスキーの方にはいいのかもしれませんね。温泉宿の浴衣と、落語家と、任侠と、時代物風と、みんな着物を着てらっしゃいますからね。で、みんなそれぞれ少し毒のあるお話なところが猫田風と言ったらいいのではないでしょうか。