久江羽の読書?日記

長々放置しておりますが、時々腐的な何かを書くと思います

LOVEラブ (幻冬舎ルチル文庫)

LOVEラブ (幻冬舎ルチル文庫)

  • LOVEラブ

★★★☆☆
既読感があったということは、きっとハイランド版を読んでいたんでしょうね。2003年発表のようなので、忘れちゃっていても仕方がないよね。
自分が男を好きになるかもしれないことを認めたくない甲斐と、勇気を出してラブレターを出したものの万事控えめすぎる真幸の不器用な恋愛のお話。主人公が高校生だということもあるかと思いいますが、全体的に青臭いというかなんというか、熱さを感じながらもいまひとつ詰めが甘い雰囲気です。キャラクターもそうだし、ストーリー立ても、甲斐の未熟さと熱さと真っ直ぐさ、あるいは自分本位の冷たさやズルさなど、若いからゆえのお話になっていると思います。こういった勢いの作品は、それなりに若い頃でないと書けないものでしょうね。