久江羽の読書?日記

長々放置しておりますが、時々腐的な何かを書くと思います

渇望の部屋 (ガッシュ文庫)

渇望の部屋 (ガッシュ文庫)

  • 渇望の部屋

★★★★☆
ファッションデザイナーとモデルのお話。やっぱり仕事にプライド持って生きてる姿に萌えました。
売れっ子モデルの入江は始め、努力をしなくてももてはやされるだけの外見を持った、お決まりの「自信家で鼻持ちならないやな奴」だったわけです。注目のデザイナー椎名の専属モデルになるためのオーディションを受けたのがきっかけで、椎名が期待するモデルになるために、ある意味「調教」されるのです。
現実にはきっとありえないんだろうなと思われるようなオーディション方法や、事務所の関係、(本当にあったら素敵ですが)お決まりのように快楽に弱い入江、モデルの体にそんなこと・・・な椎名、を差し引いても読み応えがあるのに読みやすいお話でした。
初めのころの椎名は、態度をけなしプライドを傷つけたりくすぐったりするような言動と快感に物を言わせるセックスを、飴と鞭のように上手く使って入江をトップモデルに作り変えていきます。入江の変貌たるやライオンが猫になったみたい。(イメージは逆で、ノラ猫がライオンになった感じですが)自分の脆さや壊れやすさに気づき、見せかけではない本当の強さが欲しいと思うようになり、生活態度を改め、努力することにより、精神的にも肉体的にも磨きがかかって「大人になってきたな」と思える過程が楽しいです。
書き下ろしで、ショウを控えた二人にトラブルが発生しハラハラさせられますが、入江が大人になっていますから、安心して読めました。いっそのことばらしちゃえば?って思っちゃった。
何かにつけエッチになだれ込むので、全編を通してそっち方面はおなかいっぱいって感じ。モデルの乳首をあんなに育てちゃってダイジョブ?椎名さん。

純情ロマンチカ 第11巻 (あすかコミックスCL-DX)

純情ロマンチカ 第11巻 (あすかコミックスCL-DX)

★★★★☆
お見合いとバレンタインとライバルと・・・の巻です。いつもそうですが、美咲君グルグルしっぱなし。未だに「好き」の一言が言えず、その度に嬉しくなったウサギさんが押し倒してくるという状態。デ・ジャ・ヴュなのはいつものことですが、なんでこのシリーズでは腹が立たないんだろう?可愛いからか?
今回気に入ったところ。一つ目:美咲のバレンタインプレゼント。(グッジョブ美咲)二つ目:「ウサギさんは俺に構ってればいーと思うんだ」という台詞。(素直じゃないんだからー)三つ目:クマトリョーシカ(熊と猟師かではない。熊のマトリョーシカだ)四つ目:ウサギさんからのクリスマスプレゼント(グッジョブ秋彦)五つ目:テロリストの宮城の男前さ(よかったねぇ忍ちん)六つ目:カバー裏、生まれる前の美咲(あるある)