- 作者: 綺月陣,榎本
- 出版社/メーカー: 海王社
- 発売日: 2008/09/27
- メディア: 文庫
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- 倒錯者Aの功罪
★★★★☆
ハッキリ言います。SM好きです。★5つにしてもいいくらい好きです。でも自重しておきます。
前作「倒錯者Aの告白」の前の話っていったらいいんでしょうか?前作のインパクトも強かったですが、こっちの方がもっと病的。SM“プレイ”なんていう生易しいもんじゃありません。お互いを喰らい尽くす感じ?最初の頃は嵐の方が狂い気味に見えたのに、だんだんと東間の方がおかしくなっていく様がなんとも哀れでした。勘当されたもののお金の心配もいらない嵐は、ただひたすら東間にのめりこみ、ごく普通の刑事である東間は正気に返るたび、落ち込んでいく。どう考えても暗い未来しか待っていないような展開でした。
二人の再会のシーンが気になったので、感想を書く前にもう一回前作をチェックしてみようと思ったら、どうやらクローゼットの奥深くに行ってしまっているようで、発掘できませんでした…。記憶容量が少ないので、「あー、嵐っていうエロなモデルがいたな。ユタカもいたいた、東間はどんな人だったっけ?」なんて、なんとなくしか覚えていないという体たらくですが、この変態カップルにはこんな過去があった訳ですね。(東間ときた日には、存在すらが曖昧だったんで)
実は、記憶が曖昧だったおかげで、この作品が前作とどういったつながりになっているのかいまひとつ把握できなかったため、ハラハラドキドキできて、かえって面白く読めました。もし、両作品とも未読ならば、こっちを先に読んだほうが楽しめるんじゃないかな?ただし、衝撃もこっちの方があるから、「〜告白」読んでも“こりゃすごい”とは思えなくなっちゃうかもしれない。
過去の日記を開けたら、感想が書いてありました。↓丁度1年前くらい。(2007.10.16)
- 倒錯者Aの告白(ガッシュ文庫)
綺月陣著
海王社発行
★★★★☆
綺月氏に期待したとおり立派な変態物でした。でも確かにAが溢れていてただのSMではなかったのがさすが!凸と凹?破れ鍋に綴じ蓋?世界に一つだけの花?って感じ。マダオな東間さんが一番好きだけど、嵐の従兄皆瀬川宏道くんにAの手を!
まだ、携帯更新していた頃です。はまぞうも使えませんでした。東間が好きだったらしい私。今回はとっても痛いので、特に誰というのは無いなあ。