- 作者: 砂原糖子,金ひかる
- 出版社/メーカー: 幻冬舎コミックス
- 発売日: 2005/09/15
- メディア: 文庫
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- 夜明けには好きと言って
★★★★★
苦手だと思っていたホスト物。いやー、面白かった。偶然が重なりすぎている気もしなくは無いですが、歌舞伎町に集ると考えれば、そう広いところでもないですから幼馴染と遭遇するのはアリかもしれませんね。また、ホストクラブですから、一癖も二癖もある男や女が登場してくれるので、そんじょそこらのBLと比べたら、よっぽど奥が深い作りになっているなと感じました。
親から刷り込まれたトラウマのようなコンプレックスって、ずっと引きずっちゃうでしょうね。他人からみればそんなにたいしたことでなければ余計に「コイツなに?」って思っちゃうんだろうし。そして、皆一言足りないから誤解が誤解を生み、どんどん悪い方へ行っちゃう…紆余曲折は多すぎるほどあるものの、白黒コンビがまとまってよかったよかった。
特に好きなのは、白坂が雨の中黒石の家を出たものの、気になって戻っちゃうシーン。このあとハッピーエンドで終わりそうなのに、残りのページがやけに多い、これまでもヤキモキしてるのにまださせるのかー?って感じですが好きだな。
- 作者: 砂原糖子,金ひかる
- 出版社/メーカー: 幻冬舎コミックス
- 発売日: 2006/05/16
- メディア: 文庫
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- 真夜中に降る光
★★★★★
今、砂原ブームが来ているので、既刊本を一気買いしちゃったわけですが、実はこれを真っ先に読もうと思い、ん?ホスト物?じゃ、「夜明け〜」が先の方がいいんじゃね?って思ったので順番どおりに読んで正解!番外編でした。
あの金崎くん(前作では、もっとキツネ顔の、今時よくいる自分をイケメンだと勘違いしてる系のお顔だと思っていました)が、こんな展開をしてくれるとは!津久井さんアナタは奇特な人です。ここまで猛獣な金崎をよくもまあ見放さず、飼い馴らされましたね。拍手!体中のピアスといい、無鉄砲なケンカといい、痛いことだらけのお話ですが、そこに金崎の金崎である所以があるんだなとわかりました。
子供の頃の親や先生の態度で世の中を悲観的に見ることしかできなくなり、自分すら大切に思わなくなった分傍若無人に振舞っていた金崎が、愛され愛すことにより、自分を大切に思えるようになった分臆病になる・・・それっていいことですよね。
- 作者: 青桐ナツ
- 出版社/メーカー: マッグガーデン
- 発売日: 2008/09/10
- メディア: コミック
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- flat 1
★★★★☆
平介と秋君の関係が良さそうだったので読みました。よかったです。特別親が育児放棄しているわけでもないのに、やけに熟しちゃってる秋君ってなぜ?って思うところもありますが。
しかし、一番感動したのは、長谷さんのところ。女の子の心情に心動かされたのは久しぶりです。