久江羽の読書?日記

長々放置しておりますが、時々腐的な何かを書くと思います

アパルトマンの王子 (キャラ文庫)

アパルトマンの王子 (キャラ文庫)

★★★★☆
というわけで、幾分厚めのこの本を一晩で読み終えました。榎田尤利作藤井沢商店街シリーズ!何で“アパルトマンの”にしたんだろう?“6畳一間の”とか“○○荘の”とかの方がいいな。まあ、それと話の内容はほとんど関係ないからいいんだけど。
長男という立場、なってみないとわからないけど、長女という立場も似たようなもんです。「誰かに愛され、甘やかされ、可愛がられたいと願っている自分を思い知ってしまった。」わかるわかる。普段から、愛されてはいるんだろうけどそこに甘い感じがない生活を続けていると、一回甘やかされてみると、甘やかされることが非常に快感だということに気付きます。私の親は(特に母)厳しい存在で、前もどっかに書いたと思いますが、私は自分自身いい子でいることを気にかけていたので、どこかしら緊張している状態でした。ラッキーなことに見合い結婚した旦那は6つも年上で、私の緊張をほぐすに足る人でした。全てを自分で考えて、決着をつけて…としなくて済むことは精神的になんて楽なんだろうと思いました。(経済観念から子育て・教育、エロ話に至るまで、価値観が同じなのでトラブルがないんだと思いますが)
何かで初めておんぶしてもらったとき、大変幸せを感じました。もともと太り気味なので、学生時代の体育の時間におんぶ競争したときでも私は専らおぶい係、物心付いてからは、妹をおぶうことはあってもすっかり身を任せておぶさることは無かったんです。
こういう話が読めるからBLがすきなんだろうな。でも本当の男性の立場としたら“甘えたい”と思う人ってどんな風に甘えたいんだろう?体格の小さい女性が抱きしめたって安心感は無いだろうしな。