久江羽の読書?日記

長々放置しておりますが、時々腐的な何かを書くと思います

思いついたときに書いておかないとまた忘れちゃうので、今日は言葉の分類です。

  • 少年愛
    • トーマの心臓とか風と木の詩摩利と新吾とかの時代は、もっぱらこれだったと思います。寄宿舎とかギムナジウムとか「男の子しかいない」シチュエーションに私のような女子高生は萌えました。(←そもそも萌えっていう言葉はまだなかったが)今のように男臭いカップルはほとんどいませんでした。また、プラトニックというか抑圧的というか恋心に思い悩む部分を話の中心に据えているものがほとんどで、その分感動も大きかったと思います。稲垣足穂の「少年愛の美学」を読んで、ほんとは良く解らなかったのに解ったつもりになったりしてました。
  • 耽美
    • お耽美、お耽美といいながら、今で言うBLを総称していたと思うのですが、本当は森茉莉(代表作:枯葉の寝床)とか須永朝彦(代表作:就眠儀式・天使)とかゴージャスだったり幻想的だったりするシチュエーションのものを指していたと思います。このくくりにクイーンとかジャパンとかのロックバンドも入っていました。同人界もそういったものが多く、その頂点にあったのが漫研クイーンだったのではないでしょうか?竹田やよい氏や槙村さとる氏(ガラスの墓標は悲劇ですが、あの頃のBLの傑作だと思います)は超有名人ですが、私は石本華子氏のゴージャスな画が(もちろん話も)大好きでした。この線はそのままJUNへと引き継がれたと思います。
  • JUNE
    • ゲイ雑誌さぶの出版社から創刊されたのがコミックJUNでした。程なくJUNEに改名しBLというくくりが現れるまで「ジュネ」といえば男同士の話、とされていたと思います。B-boyにしても後発ですからジュネ系と呼ばれていたと思います。JUNEの作家の中に竜樹諒さんという漫画家がいて、こちらは少し少年漫画チックな骨太の画を描く方なのですが、画も話も大変好きで、ついでにペンネームも好きだったので、娘が出来たら諒子という名前にすることにしていたのですが、男しか生まれませんでした。ハハハ。
  • やおい・オタク・BL・腐女子
    • ここら辺になってくるともう隠れた存在ではなくなってきた時代ですよね。「知る人ぞ知る」な世界じゃなくなったのがうれしいような寂しいような・・・初めて次男に「私みたいな人を腐女子って言うんだってね?」と言ったら「お母さんみたいなのは貴腐人っていうの」と教えられたのでした。
  • 乙女チック
    • 実は私、おこずかいを貰ってない子だったので、自由になるお金はお年玉のみ。いくら漫画が好きであろうと、買わなきゃ読めない!しかし、ピアノ教室へいくと待ち時間に「りぼん」が読める!で先日も書きましたがりぼん派でした。乙女チックサイコー!の女の子でもありました。陸奥A子氏や田淵由美子氏のほんわかした恋の話にときめいていた時代も確かにありました。一条ゆかり氏やおおやちき氏は同じりぼんの作家でも違う路線でしたが、こちらはこちらで萌えてました。乙女チック路線は「ときめく」系ですが、おおや氏などは「萌え」系ですよね。大島弓子氏はどこに入れればいいんだろう?ちび猫は乙女な感じだけど乙女チックとはちょっとちがう。  思い出したのでついでに書きます。25年ほど前、池袋の西武で創作人形の即売をしていたとき、真っ白なレースの洋服にふわふわの髪のちび猫のような子が自己主張していて、どうしても欲しくなり大急ぎでATMで2万円おろしゲットしました。今もうちの棚の中にちょこんと座っています。ちなみに同居人はまことちゃんです。