久江羽の読書?日記

長々放置しておりますが、時々腐的な何かを書くと思います

久しぶりにしっかり積もった雪も、ほとんど消えました。晴れていると日なたは相当暖かいです。畑ではオオイヌノフグリが満開です。もう、寒くならないのかな。
確定申告もしてきたし、報告書も提出したし、やれやれです。しかし、ネットから何かしようとすると、いちいちIDとかパスワードが関係してきて、その度に覚書をどこへやったか家捜しすることになるんです。趣味関係は専用のダイアリーに書いてあるんですが、仕事関係はどこへやったかとアタフタ・・・結局、普段使いの手帳に書いてあったんですがね・・・やれやれ。

甘い運命 (二見書房 シャレード文庫)

甘い運命 (二見書房 シャレード文庫)

  • 甘い運命

★★★★☆
「愛と混乱のレストラン」シリーズ番外編、パティシエの一のお話です。研修会に行く電車の中で読んでいたのですが、泣かないようにするのに努力が要りました。母親に虐待されていた過去を持ち、早く自立したがっていた寡黙な少年・樫崎一が巻き込まれた事件と、その後高3のときの担任・湯原とその姪・海と擬似家族として暮らしているエピソードがほとんどです。自分の中に潜んでいるかもしれない暴力の種に怯えている一と、後悔と自責の念に駆られながらも、必死に子育てしようとしている湯原は、海という存在のおかげで前向きな人生を歩みだすのです。その、密かに湯原を想う一の、穏やかで幸せな時間に“結婚”や“海の実父の出現”という波が立ち、自ら別れようとするのです。しかし、今度は湯原が一人に耐えられなくなって・・・。
長い長いプラトニックラブのお話だったのですが、つくづく思ったのは、「湯原先生って罪な存在だよねぇ」ってことです。一が他の生徒に比べて、どれだけインパクトの強い生徒だったのかよくわかりませんが、担任でなくなってからも積極的に会いに行く時点で先生の方が一をより意識していたんじゃないだろうか?って思うんですがね?「気になる生徒」ってだけじゃ済まない何かがあったと思うんですよね。一は、その熱意にほだされちゃったんだと思うんですよね。まぁ、そのあたりについてはその後のお話「チョコレート・ホリック」で多少語られておりますが、最後の最後でやっとプラトニックから解放されましたよ。まぁうぶなオジサンだこと。

仁義なき課外授業 (キャラ文庫 な 1-1)

仁義なき課外授業 (キャラ文庫 な 1-1)

  • 仁義なき課外授業

★★★★☆
表題のとおり、ワケアリで定時制高校の臨時講師になり、ヤクザの集団のクラス担任にされてしまった若名圭一郎の受難の日々のお話です。若頭・花井をはじめとする、どうにも操縦できない生徒の面々と強気にやりあう若名は、今まであまり会ったことのないタイプの受です。すぐキレるわ酔っぱらってクダはまくわ、なかなか強気で頑固なのです。また、超ブラコンでプライドが高かったりするものだから、弟の恋も素直に応援できなくて・・・
花井との関係は多少説得力が弱い気がするのですが、プライドが高い若名を上手く丸め込む花井はさすがです。弟関係の事件が絡むことにより、若名とクラスの生徒たちがちょっと近づけた気もしますが、これでいいんでしょうか?ちなみに、花井と若名の関係もなんだかフワフワしたままな感じなんですが、そんなものなんでしょうか?でも、若名が花井の手のひらの上で弄ばれていることを望んでいるようなので、それでいいんでしょうね。
私としては、弁護士の大須賀が気になるんですが彼関係のお話はできないでしょうか?

ヘンタイ彼氏 (ビーボーイコミックス)

ヘンタイ彼氏 (ビーボーイコミックス)

  • ヘンタイ彼氏

★★★★☆
表題作は、ヘンタイとは言っても、カッコイイ攻がパンストフェチだというお話でした。受ちゃん、「俺がはいた方がましだ」って、そういうもんかい?実際、ゴツイ男の足にはパンストは似合わないでしょうが・・・そういえば、昔フィリピンゲイバーに連れて行ってもらった時、網タイツ履いたおねにいさんの足があまりに綺麗だったので誰かが褒めたら、すね毛処理した後に厚い肌色のタイツを履いて、その上から網タイツを履くんだと言っていました。なるほど納得でありました。
他に、関西弁のちょっと時代もの、離島に押しかけ花嫁(但し、攻)に来られたお話、バカな年下彼氏に遊んで欲しい上司のお話、アラブの王様と恋に落ちて・・・のお話など盛りだくさんで、描き下ろしも2本あります。確かに、描き下ろしが描かれている表題作と2作目の時代ものが結構面白かったです。

  • 人気小説家は犬を飼う

★★★★☆
小説家先生の言いなりになる担当という設定はよくありますが、各話毎に新キャラが登場しかき回してくれるので(それも王道と言えばそうなのですが。)飽きずに読めました。しかし、畑野くん(担当編集者)は対オスフェロモン撒き散らし型ですか?健気で可愛いので男受けがいいんですか?あとがきにも書かれていますが、犬的シチュエーションが少なめだったのがちょっと残念でした。描き下ろしでフォローされているあて馬君たち・・・私も、森田のようなタイプの受のお話をもうちょっと読みたいです。是非、描いてください。カバー裏も楽しいので、チェックを忘れずに。

  • 裏通り絵描き横町

★★★★☆
江戸時代を引きずりつつある明治初期のお話です。絵師・孔南と彼の絵に惚れこんで押しかけ書生になった楓のお話ですが、何がいいって作者も好きだと言っているように、和服でしょう。人物に厚みがあるので着流しであれ袴姿であれきっちり決まっているのです。お父さんのちょんまげもいいし、お兄さんの洋装もいいですが。
春画がらみの展開なので、楓が葛藤するわけです。お店を継いで欲しい楓のお父さんはなにやら画策するし、孔南の兄は小姑をしに来るし、苦労の耐えない楓です。大筋はコメディ色が強めですが、楓の一生懸命なところや孔南の一理あるセリフにも感心しながら読めます。描き下ろしはその後の二人。30代の楓が描きたかったんだそうです。さすがに色っぽさが増しております。

久しぶりにしっかり積もった雪も、ほとんど消えました。晴れていると日なたは相当暖かいです。畑ではオオイヌノフグリが満開です。もう、寒くならないのかな。
確定申告もしてきたし、報告書も提出したし、やれやれです。しかし、ネットから何かしようとすると、いちいちIDとかパスワードが関係してきて、その度に覚書をどこへやったか家捜しすることになるんです。趣味関係は専用のダイアリーに書いてあるんですが、仕事関係はどこへやったかとアタフタ・・・結局、普段使いの手帳に書いてあったんですがね・・・やれやれ。

甘い運命 (二見書房 シャレード文庫)

甘い運命 (二見書房 シャレード文庫)

  • 甘い運命

★★★★☆
「愛と混乱のレストラン」シリーズ番外編、パティシエの一のお話です。研修会に行く電車の中で読んでいたのですが、泣かないようにするのに努力が要りました。母親に虐待されていた過去を持ち、早く自立したがっていた寡黙な少年・樫崎一が巻き込まれた事件と、その後高3のときの担任・湯原とその姪・海と擬似家族として暮らしているエピソードがほとんどです。自分の中に潜んでいるかもしれない暴力の種に怯えている一と、後悔と自責の念に駆られながらも、必死に子育てしようとしている湯原は、海という存在のおかげで前向きな人生を歩みだすのです。その、密かに湯原を想う一の、穏やかで幸せな時間に“結婚”や“海の実父の出現”という波が立ち、自ら別れようとするのです。しかし、今度は湯原が一人に耐えられなくなって・・・。
長い長いプラトニックラブのお話だったのですが、つくづく思ったのは、「湯原先生って罪な存在だよねぇ」ってことです。一が他の生徒に比べて、どれだけインパクトの強い生徒だったのかよくわかりませんが、担任でなくなってからも積極的に会いに行く時点で先生の方が一をより意識していたんじゃないだろうか?って思うんですがね?「気になる生徒」ってだけじゃ済まない何かがあったと思うんですよね。一は、その熱意にほだされちゃったんだと思うんですよね。まぁ、そのあたりについてはその後のお話「チョコレート・ホリック」で多少語られておりますが、最後の最後でやっとプラトニックから解放されましたよ。まぁうぶなオジサンだこと。

仁義なき課外授業 (キャラ文庫 な 1-1)

仁義なき課外授業 (キャラ文庫 な 1-1)

  • 仁義なき課外授業

★★★★☆
表題のとおり、ワケアリで定時制高校の臨時講師になり、ヤクザの集団のクラス担任にされてしまった若名圭一郎の受難の日々のお話です。若頭・花井をはじめとする、どうにも操縦できない生徒の面々と強気にやりあう若名は、今まであまり会ったことのないタイプの受です。すぐキレるわ酔っぱらってクダはまくわ、なかなか強気で頑固なのです。また、超ブラコンでプライドが高かったりするものだから、弟の恋も素直に応援できなくて・・・
花井との関係は多少説得力が弱い気がするのですが、プライドが高い若名を上手く丸め込む花井はさすがです。弟関係の事件が絡むことにより、若名とクラスの生徒たちがちょっと近づけた気もしますが、これでいいんでしょうか?ちなみに、花井と若名の関係もなんだかフワフワしたままな感じなんですが、そんなものなんでしょうか?でも、若名が花井の手のひらの上で弄ばれていることを望んでいるようなので、それでいいんでしょうね。
私としては、弁護士の大須賀が気になるんですが彼関係のお話はできないでしょうか?

ヘンタイ彼氏 (ビーボーイコミックス)

ヘンタイ彼氏 (ビーボーイコミックス)

  • ヘンタイ彼氏

★★★★☆
表題作は、ヘンタイとは言っても、カッコイイ攻がパンストフェチだというお話でした。受ちゃん、「俺がはいた方がましだ」って、そういうもんかい?実際、ゴツイ男の足にはパンストは似合わないでしょうが・・・そういえば、昔フィリピンゲイバーに連れて行ってもらった時、網タイツ履いたおねにいさんの足があまりに綺麗だったので誰かが褒めたら、すね毛処理した後に厚い肌色のタイツを履いて、その上から網タイツを履くんだと言っていました。なるほど納得でありました。
他に、関西弁のちょっと時代もの、離島に押しかけ花嫁(但し、攻)に来られたお話、バカな年下彼氏に遊んで欲しい上司のお話、アラブの王様と恋に落ちて・・・のお話など盛りだくさんで、描き下ろしも2本あります。確かに、描き下ろしが描かれている表題作と2作目の時代ものが結構面白かったです。

  • 人気小説家は犬を飼う

★★★★☆
小説家先生の言いなりになる担当という設定はよくありますが、各話毎に新キャラが登場しかき回してくれるので(それも王道と言えばそうなのですが。)飽きずに読めました。しかし、畑野くん(担当編集者)は対オスフェロモン撒き散らし型ですか?健気で可愛いので男受けがいいんですか?あとがきにも書かれていますが、犬的シチュエーションが少なめだったのがちょっと残念でした。描き下ろしでフォローされているあて馬君たち・・・私も、森田のようなタイプの受のお話をもうちょっと読みたいです。是非、描いてください。カバー裏も楽しいので、チェックを忘れずに。

  • 裏通り絵描き横町

★★★★☆
江戸時代を引きずりつつある明治初期のお話です。絵師・孔南と彼の絵に惚れこんで押しかけ書生になった楓のお話ですが、何がいいって作者も好きだと言っているように、和服でしょう。人物に厚みがあるので着流しであれ袴姿であれきっちり決まっているのです。お父さんのちょんまげもいいし、お兄さんの洋装もいいですが。
春画がらみの展開なので、楓が葛藤するわけです。お店を継いで欲しい楓のお父さんはなにやら画策するし、孔南の兄は小姑をしに来るし、苦労の耐えない楓です。大筋はコメディ色が強めですが、楓の一生懸命なところや孔南の一理あるセリフにも感心しながら読めます。描き下ろしはその後の二人。30代の楓が描きたかったんだそうです。さすがに色っぽさが増しております。